埼玉県八潮市の道路陥没事故からまもなく3カ月です。ANNが入手した事故当日の消防の通信記録では、当初は救助に要する時間を「20分以上」と見積もっていたことがわかりました。
現場では現在も取り残されている運転手の救助に向けた工事が行われています。運転手が取り残されているとみられる下水道管に流れる水を減らすためのバイパスの設置が4月24日に完了し、今後、水を迂回させることでより救助がしやすい環境を整えていくことになります。
救助活動をめぐっては、発生当初、周りの地盤が不安定だったことなどから複数回中断されていましたが、今回、ANNは当日の救助活動の無線交信記録を入手しました。
記録によりますと、現場の救急隊は消防本部に対し「救出まで20分以上」と報告していて、それに対し、本部は「要救助者の救出まで20分を要する」と復唱していました。
その20分後には現場から、隊を増やすよう求めるやりとりも残っていました。
救急隊ははしご車を使うなどして救助を試みましたが、その日の夜に穴が拡大する形で新たな陥没が起きたことなどから救出には至りませんでした。
埼玉県は2次被害を生まないよう基礎を整えたうえでの救助活動を準備していて、再開の見通しは5月中旬としています。(ANNニュース)
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