【明治安田J1リーグ】アビスパ福岡 1-1 ファジアーノ岡山(4月25日/ベスト電器スタジアム)
ファジアーノ岡山のMF松本昌也が“ジャンピング海老反りヒールシュート”でネットを揺らしたが、ゴールは取り消しに。直前のFWルカオがオフサイド判定されて幻のゴラッソとなってしまい、ファンが落胆している。
岡山はJ1リーグ第12節でアビスパ福岡と対戦。7分に先制点を許したが、90+5分にルカオがネットを揺らしてアウェーで勝ち点1を獲得。ファンは試合終了間際の同点弾と連敗回避に安堵していたが、62分にも感情の大きな起伏があった。
右CKの流れから、ボックスの外でこぼれ球に反応したMF藤田息吹が山なりのパスを放り込むと、ルカオが相手DF上島拓巳をブロックしてボールがペナルティースポット付近で高く跳ね上がる。これに鋭く反応したDF工藤孝太がヘッドで繋ぎ、抜け出した松本が“ジャンピング海老反りヒールシュート”。アクロバティックな一撃がジャストミートし、ゴールマウスの右上に決まった。
華麗なゴラッソにファンはSNSで「すげえ!」「スコーピオンキックえぐ」「よくやったまさやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」「ナイスゴール」と大興奮していた。
しかし、なかなか試合はリスタートしない。清水勇人主審はVARとの交信後、OFR(オン・フィールド・レビュー)に移り、オフサイドの可能性を確認。該当箇所は、ボックス内で上島をブロックしたルカオについて。藤田がボールを蹴り上げた瞬間は確かにオフサイド・ポジションにいたが、上島のブロックが“プレーへの関与”と判断されるかどうかが論点となった。
解説の中払大介氏は、「ルカオがオフサイド・ポジションにいましたが、実際には相手選手は抑えていたけど、ボールは触っていない。相手選手にインパクト、影響を与えているかどうかに主眼を置いて確認していると思います」と状況を説明した。
確認を終えた清水主審の判定は、ルカオのオフサイド。松本の美弾は幻のゴールとなった。松本は第9節・FC東京戦でもゴールがVARで取り消しになっており、またしても加入後初得点はお預けとなった。
VAR未導入のJ2リーグから、VAR判定があるJ1リーグに初参戦している岡山。いわばJ1の洗礼を受けてサポーターも悲鳴を上げ、SNSでは「どっかVARに効く神社ありませんかね」「2ゴール2取り消し」「お祓いに行ったほうがいい」「またしても」「報われて欲しい…」「本当に悔しい!また幻のゴールに!三度目の正直、次は期待します」「そんなZICOみたいな幻のゴール…」「ボールを触っていないルカオがオフサイドなの…」などと反応していた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





