【ブンデスリーガ】キール 4-3 ボルシアMG(日本時間4月26日/ホルシュタイン・スタディオン)
元日本代表のエースを超える偉業を達成した。キールに所属する町野修斗が華麗なヘディングで今季9点目をマーク。ブンデスリーガ公式が発表するゴール確率が“7%”という超高難易度のゴラッソは、同時に、ドイツ1年目の日本人最多記録を更新する一発となった。
ブンデスリーガ第31節、キールはホームでボルシアMGと対戦。町野と板倉滉による注目の日本人対決は白熱のシーソーゲームとなったが、その口火を切ったのが町野だった。
15分、キールの左CKの場面で、キッカーのDFティモ・ベッカーは左足で外に逃げるボールを蹴り込む。すると、ニアに入り込んだ背番号18は、誰よりも的確にそのボールに反応して打点を合わせると、インパクトの瞬間に右に首を振ってコースを狙い打ち。相手GKヨナス・オムリンが飛び跳ねながら手を伸ばしたものの触ることができない絶妙なコースを突いたシュートは、右サイドネットへと突き刺さる美しいゴールとなった。
ブンデスリーガ公式が得点時に発表する「ゴール確率」では、この一撃はなんと「7%」という超低確率。それだけ難しいシチュエーションの中で決め切った先制点となった。
このゴールには日本のファンもSNSでリアクション。「やっぱヘディングうめえなぁ」「町野すげぇなぁ」「町野ガチすげえ」「久々に出たぜ忍者ポーズ」「町野サイコーかよ!」「町野がフィーバーしてんのぉ」と数多くの称賛コメントが寄せられていた。
さらに、今季9点目となり、ブンデスリーガ挑戦1年目の日本人選手としては、香川真司が打ち立てた8点を更新する記録となり、SNSでは「香川真司の持ってた記録を、町野修斗が塗り替えるとは!」「あの香川を超えた」と反応する声も見られた。
なお、試合はその後、2点を先行したキールが後半に2点を返され、再びリードしたものの86分に試合は三度、振り出しに。しかし90+1分、町野がこの試合で2点目、今季10点目となるゴールを決めてこれが決勝点に。最下位に沈むチームにあって、残留に望みを繋ぐ2得点をマークした町野は、この試合で文句なしのマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
(ABEMA/ブンデスリーガ)


