【AFCチャンピオンズリーグ・エリート】アル・ナスル 2-3 川崎フロンターレ(日本時間5月1日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム)
【映像】川崎FWが「騙し討ち急加速ドリブル」でぶち抜いた瞬間
川崎フロンターレのFWエリソンが衝撃のドリブル突破を披露。スペイン代表DFのエメリク・ラポルトをぶち抜いたゴールラインギリギリを並行に運び、決勝点アシストを記録した一部始終が話題となっている。
川崎Fは日本時間5月1日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート準決勝でFWクリスティアーノ・ロナウドやFWサディオ・マネなどを擁するスター軍団のアル・ナスル(サウジアラビア)と対戦。MF伊藤達哉、MF大関友翔、MF家長昭博のゴールで3点を奪ったうえで反撃を2点に抑えて勝利し、クラブ史上初となる決勝進出を果たした。
ゴールシーンはどれも素晴らしかったが、中でも秀逸だったのが76分の決勝点だ。左サイドに流れながらパスを受けたエリソンは、時間も考慮してゆっくりとボールを運んでいく。周りもそれほど人数をかけなかったため、ブラジル人アタッカーはゴールラインの手前でDFラポルトを背負ってボールをキープする体勢に入った。
しかし、ラポルトに背中を何度か押されたエリソンは、この反動を使って上手く入れ替わる。するとゴールラインを並行にボックス内へと侵入。カバーに入ったDFスルターン・アル=ガナムに身体を当てられながらもマイナス方向へとラストパスを送ると、そこに家長が飛び込んで追加点を挙げた。このゴールにC・ロナウドも思わず首を振りながら悔しそうな表情を見せていた。
圧巻のドリブル突破には解説の水沼貴史氏も驚愕。「いやー、素晴らしいですね。作り方が良かった。ちょっとした隙を突いて、相手が食いついてくるのを待って身体をうまく使って、最終的に家長が入ってくる。素晴らしいゴールです」とエリソンの突破を称賛した。
また、SNS上ではエリソンのアシストは話題に。「アルナスルはこれは得点されないって油断してたね」「エリソンあんなオシャレな突破できるんやな」「あれ抜けるのがすげーわ」「行きませんよ、時間稼ぎですよ、からの闘牛エリソン、さすがブラジル人マリーシアお上手」「エリソンの役者が上だった」「わたしも騙されたよ笑」「エリソンの緩急に惚れた」「急に神になった」「今のは狡猾だったな〜」「キープすると思ったらゴール方向にドリブルするとは」「そんな技もってたんかーい」「エリソンの死んだふり作戦(笑)」「相手DFはエリソンが仕掛けてくると思わなかっただろうな」などの反響が出ていた。
クラブ史上初のアジア王者まであと1勝となった川崎F。日本時間5月4日の決勝では、またもサウジアラビアのアル・アハリ・サウジと対戦する。こちらもFWロベルト・フィルミーノやFWリャド・マハレズ、MFフランク・ケシエ、GKエドゥアール・メンディなどを擁するスター軍団だが、歓喜に酔いしれることはできるか。期待したい。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ・エリート)



