【UEFAチャンピオンズリーグ】バルセロナ 3－3 インテル（日本時間5月1日／エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス）
バルセロナの神童、17歳のラミン・ヤマルが衝撃のゴラッソを叩き込んだ。5人に囲まれる"ヤマル包囲網"をものともせず。ドリブル突破からの左足ショットを突き刺してファンに衝撃を与えた。
バルセロナは、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグでインテルと対戦。序盤から激しい撃ち合いとなった一戦は3ー3のドローに終わった。数々のスーパーゴールが飛び出した“神試合”のなかで、最も衝撃的だったのが、17歳のヤマルが放った一撃だった。
右サイドでボールを持ったヤマルは、マルクス・テュラムに体をぶつけられながらも巧みなターンで剥がしてゴール方向へとドリブルを開始。対峙したヘンリク・ムヒタリアンを細かなステップと一瞬のスピードで抜き去る。すると、前方にはフェデリコ・ディマルコ、アレッサンドロ・バストーニ、フランチェスコ・アチェルビの3枚が壁のように待ち構える。さらに左後方からはハカン・チャルハノール、右後方からはムヒタリアンが迫ってくるなど、ヤマル包囲網を形成していた。
しかしバルサの神童は動じることなく、小さなフェイントを入れながら、最後は左足を小さく振ってインステップでシュートを蹴り込んだ。圧巻のゴールにスタジアムは大歓声に包まれている。
解説を務めた野口幸司氏は「警戒されても混戦から、ドライブしながらうまくコースをついたシュートでした。細かなステップの中でシュートチャンスを伺いながら、それでもボール1個分ほど（のコース）でした。恐るべしですね」とヤマルの突破力を称賛している。
またABEMAのコメント欄やSNSでは「芸術作品を見てる気分」「バケモンすぎて嫉妬する」「バルサで一番うまいのやっぱヤマルよな」「ヤマルえぐいて」「いつでもボール触れる位置で持つよなほんま上手い」「何もないとこから決めるじゃん」「ヤマルひとりにやられた」「これでまだ17歳とか信じられん」と称賛の声が並んだ。
なおヤマルはこの日、クラブ最年少記録となる17歳と9ヶ月17日での通算100試合出場を達成。クラブのレジェンドでもあるリオネル・メッシと比べられることが多い神童・ヤマルが、メッシを彷彿とさせるゴラッソで、メッシ超えの偉大な記録を自身で祝った。
（ABEMA de DAZN／UEFAチャンピオンズリーグ）
