【明治安田J1リーグ】ファジアーノ岡山 0-1 東京ヴェルディ(4月29日/JFE晴れの国スタジアム)
ファジアーノ岡山のFWルカオが相手4選手に囲まれながらも中央突破。最後は後ろから倒されて止められてしまったが、相手がファウルでないと止めることができないパワフルなプレーに解説者やファンが驚愕している。
岡山はJ1リーグ第13節で東京ヴェルディと対戦。66分にセットプレーから失点を喫して0ー1で惜敗し、ホームゲーム2連敗となった。その一戦のゴールレスで迎えた50分、岡山の重戦車が相手チームの視線も観衆の注目も集める。
ルカオはセンターライン付近でFW江坂任からのパスを受ける。まずは左手1本で東京VのDF綱島悠斗を背負いながら反転。その瞬間にMF平川怜がプレスバックしてきたが、右肩でブロックして突き進む。背番号99が一歩前に出た後、平川に斜め後ろからスライディングされ、ユニフォームも引っ張られたが、物ともせず突破。最終的にはMF森田晃樹にもプレスに来られるなど相手4選手に囲まれ、後ろから足を引っ掛けられるファウルで倒された。突破こそ阻まれたものの、巨漢FWの力強さが存分に発揮されたシーンだった。
実況・岸下恵介氏は「(東京Vが)4人掛かりで止めていきました。ルカオを囲むようにして抑えに行きました」と伝えると、解説・横内昭展氏は「ファウルしないと止められないという感じでしたね」とコメントした。
ファンやサポーターもSNSで「ルカオに4人がかりで守備とかメッシかよ」「ルカオえぐい」「戦車すぎる」「ルカオごっついな」「化け物かよ」「ルカオに対して何回もファールしてもカードでない風潮辞めた方がいい」「ルカオって改造人間かと思ってしまう」「ルカオの圧力すごいな」とルカオのプレーに興奮。さらに「こんなんイエローだろ、ルカオ選手が不憫だ」「ルカオに対するヴェルディの守備ひどないか」とルカオが止められたファウルが警告なしだったことに不満を述べる声もあった。
その後、岡山はルカオが獲得したFKから江坂のヘディングシュートという決定機が生まれており、ブラジル人FWは持ち前のパワーでチームの攻撃を活性化させた。
なお、両者は今節の対戦で2023シーズン以来2年ぶりの顔合わせとなり、2023年8月26日に味の素スタジアムで行われた前回対戦時にルカオが1ゴールを決めていたため、今回の試合では“ルカオ包囲網”と言える対策が講じられ、50分のシーンが生まれたのだろう。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





