【AFCチャンピオンズリーグ・エリート】アル・アハリ・サウジ 2-0 川崎フロンターレ(日本時間5月4日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム)
驚愕のゴラッソだった。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の決勝で、アル・アハリ・サウジのFWガレーノが川崎フロンターレからスーパーゴール。SNSは騒然となった。
日本時間5月4日のACLE決勝で、アル・アハリは川崎Fを2-0で撃破。自分たちの本拠地であるキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムで、クラブ史上初のアジア王者に輝いた。
豊富な資金力を武器に作られたスター軍団のアル・アハリは、元ブラジル代表FWのロベルト・フィルミーノをはじめ、イングランド代表FWのイヴァン・トニー、アルジェリア代表FWのリャド・マハレズ、ブラジル代表FWのガレーノ、コートジボワール代表MFのフランク・ケシエ、トルコ代表DFのメリフ・デミラル、セネガル代表GKのエドゥアール・メンディなど欧州サッカーで実績を残したタレントたちが先発出場。彼らがさすがのクオリティーを発揮し、川崎Fをねじ伏せた。
その個の力、いわば“質的優位性”が最も分かりやすく発揮されたのが、先制点の場面だった。35分、敵陣深い位置でガレーノが、川崎のDF佐々木旭からボール奪取。そこからフィルミーノとのパス交換で上手く前を向くと、ペナルティーエリア手前から右足を一閃。カーブ回転がかかった鋭いミドルシュートをゴール左上に突き刺した。
解説の鄭大世氏が「ワールドクラスですね」と唸ったゴラッソには、サッカーファンたちも驚愕する。ABEMAのコメント欄やSNSは、「もうゲームのシュートやん」「凄すぎない?」「とんでもないわ…ノーチャンス」「ガレーノのシュート上手すぎて絶望。誰があんなの止められるんですか?」「個の暴力すぎる」「そのシュートは意味わからんわ」「やば過ぎ」「ブリッツカーブやん」「ノイヤーでも無理やろ」などの反響。騒然となった。
現在27歳のガレーノは、ポルトガルのポルトで台頭。2023-24シーズンの欧州チャンピオンズリーグではアーセナル戦のゴラッソを含めて5ゴール・3アシストを記録し、2024年3月にはブラジル代表デビューも飾った。
2024-2025シーズンもポルトの主力として活躍していたが、今年1月にアル・アハリへ電撃移籍。移籍金はクラブ史上最高額の5000万ユーロ(約80億円)という巨額だった。ガレーノはその期待に違わぬ活躍を見せ、ACLEでは決勝を含め7試合出場で4ゴール・3アシスト。アル・アハリがアジア王者に輝くうえで、まさにラストピースとなった。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ・エリート)



