【ブンデスリーガ】RBライプツィヒ 3-3 バイエルン(日本時間5月3日/レッドブル・アレーナ)
残り数秒のプレーで天国から地獄に突き落とされた。勝てば優勝決定のバイエルンだったが、試合終盤にまさかの同点弾を浴びる。出場停止だったバイエルンのエース・FWハリー・ケインが見せた表情が話題となっている。
バイエルンはブンデスリーガ第32節でライプツィヒと対戦。勝てば2シーズンぶり最多34回目の優勝が決まる一戦だったが、2点を先行される苦しい状況に。しかし後半に猛攻を仕掛けると3ゴールを挙げて一気に逆転した。
アディショナルタイムの4分を逃げ切れば優勝というところまで迫ったバイエルンだったが、90+5分、ボックス左に抜け出したFWユスフ・ポウルセンにまさかのゴールを奪われる。痛恨の失点にバイエルンの選手たちはピッチに倒れ込み、一方のライプツィヒの選手たちはユセフの下で歓喜の輪を作った。
なんとか勝ち越しゴールを目指したバイエルンだったが、リスタート直後に試合終了のホイッスルが吹かれ、優勝決定はお預けとなった。
累積警告によりこの試合をスタンドから観戦していたケインは、後半アディショナルタイムに入ってからは、ピッチまで降りてきて優勝の瞬間を心待ちに。中継映像では何度もその表情が映し出されていた。しかしまさかの結末に、腕組みをしながら虚無の表情に。するとSNS上のファンたちも「誰よりもケインが優勝を心待ちにしてたもんな」「やっと優勝できるって思ってたよなー」「ケインが虚無に」「そりゃ辛いわな」「2失点の時も虚無だったけど、ここでも顔が…」「ケイン…残念だな」と慰めの言葉をかけている。
現代最高のストライカーの1人を言われるケインは、これまでにプレミアリーグやブンデスリーガで得点王を獲得。個人タイトルは手にしてきたものの、これまでチームでの優勝を経験したことがなかった。バイエルンに加入して1シーズン目となった昨季もレヴァークーゼンにタイトルを奪われていただけに、ようやくその瞬間が訪れたかと思われた。
なお、バイエルンは2位レヴァークーゼンが引き分け以下に終わった場合、他力での優勝が決定。レヴァークーゼンが勝利しても、次節のボルシアMG戦で引き分け以上の結果を残せばリーグ優勝が決まる。ケインの出場停止が明ける一戦で、今度は笑顔を見せることはできるだろうか。
(ABEMA/ブンデスリーガ)


