【AFCチャンピオンズリーグ・エリート】アル・アハリ・サウジ 2-0 川崎フロンターレ(日本時間5月4日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム)
【映像】フィルミーノ、“縦回転チップクロス”でアシストの瞬間
まさに“世界を知る男”のクオリティーだった。アル・アハリ・サウジに所属する元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが、川崎フロンターレを翻弄した“縦回転クロス”が注目を集めている。
日本時間5月4日のAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)決勝で、アル・アハリは川崎Fを2-0で撃破。クラブ史上初のアジア制覇を達成した。
42分に試合を決定づける2点目をお膳立てしたのが、フィルミーノだった。アル・アハリは、川崎FのDF三浦颯太が負傷でピッチから離れている間に右サイドから攻め込む。FWリャド・マフレズからのパスをボックス右で受けたフィルミーノは、脇坂泰斗のプレッシャーを外して右足で中央にクロスを上げると、3列目から飛び出したMFフランク・ケシエが頭で合わせた。
その直後に流れた中継のリプレイ映像では、フィルミーノのクロスの球筋が明らかに。腰を捻りながらチップキックよううな形で縦回転クロスを上げることで、手前にいたDF丸山祐市の頭上を超えつつ、ケシエの頭にピンポイントで合わせる卓越した球質のボールを蹴っていたのだ。
この場面はSNSでも話題となり、ファンは「ほんとになんでも出来てバケモンやね」「ここでしっかり丸山と高井の間にボール放り込むフィルミーノさすがすぎる」「個の力で川崎を圧倒」「フィルミーノ場違い」「やっぱフィルミーノうまいわ!」「よくあの体勢で折り返すよね」「ケシエとかフィルミーノとか言ってんだけどウイイレでよく使ってた人達?」「フィルミーノさんなんでサウジにいるんすか」「あの意味不明な体勢から理不尽な精度のクロス上げたのがフィルミーノか」「フィルミーノのクロスえぐう。リヴァプール戻ってきなよ笑」などと反応。ワールドクラスのプレーに驚愕している様子だった。
現在33歳のフィルミーノは、リヴァプールでUEFAチャンピオンズリーグやプレミアリーグ制覇に貢献し、2023年夏の契約満了に伴いアル・アハリに移籍。年明け以降は外国人枠の関係もあり国内リーグの登録メンバーからは外れていたものの、今シーズンは外国人枠が撤廃されたACLEでは好調を維持しており決勝を含め12試合で6ゴール・7アシストを記録した。
サウジアラビアでの集中開催となった準々決勝以降の試合の全試合でも得点に絡み、決勝でも2アシストと圧巻のパフォーマンス。フィルミーノは大会MVPに輝いている。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ・エリート)



