5月4日に東京ドームで開催された『RIZIN男祭り』第3試合で、現役フジテレビ社員のウザ強ヨシヤと元K―1 WORLDGPライト級王者の朝久泰央が激突。無許可参戦でフジテレビから戒告処分を受けながら強行出場にこぎつけたウザ強は、同局の人気コンテンツ「逃走中」さながらのトリッキーな動きで会場を大いに沸かせた。
開始早々、ウザ強はリング内をスタスタと歩くように逃げ回ったり、ロープにもたれかかりながら不意打ちでバックブローを繰り出すなど持ち味を発揮。トリッキーな動きに痺れを切らした朝久がブレイク後にハイキックをウザ強に当ててしまうと、ここぞとばかりにウザ強はリングの外を向き「盛り上がれもっと!」と会場を煽る。
それでも、“ハンター”と化した朝久は最後まで集中力を切らさなかった。1ラウンド後半にかけて落ち着きを取り戻し、残り30秒でまず左フックでのダウンを奪うと、ウザ強は効いていないとばかりにオーバーリアクションを見せるも、終了間際に再びパンチを浴び2度目のダウン。そして2ラウンド1分14秒に繰り出された左ハイキックをモロにくらって勝負あり。最後は壮絶にKOで散った。
ノーギャラでの強行出場には賛否あったが、視聴者からは所属するフジテレビの人気コンテンツになぞらえて「これがリアル逃走中か」などとツッコまれつつ、「面白いぞ普通に」「盛り上げるのも大事」「よく頑張った」「爪痕残せたな」などと、会場を大いに盛り上げたウザ強をねぎらうコメントも多く見られていた。
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