パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶が、「敗れた試合のスターだった」と高く評価された。
パルマは日本時間5月3日、セリエA第35節でコモと対戦。鈴木は79分にほぼノーチャンスに近い形でFWガブリエル・ストレフェッザにゴールを許し、チームも0-1で敗戦した。しかし、42分にDFマーク・ケンプフの決定的なヘディングシュートを超反応でセーブすれば、72分にはFWジョナタン・イコネとの1対1で粘り強い対応からシュートミスを誘うなど、日本代表GKはむしろビッグセーブが目立つ試合となった。
この活躍ぶりを地元メディア『PARMA live』は、「敗れた試合のスターだった。パルマの日本人GKは重要なパフォーマンスを見せた。ケンプフの至近距離からのヘディングシュートを止め、後半にはイコネのゴールをカバーしてシュートを阻止した。セーブに加えて、パスの精度も優れていた。各マスコミは彼をピッチ上で最高の選手として表彰した」と絶賛した。
同メディアは他媒体の個人評価も紹介。『TUTTO mercato WEB』は「鈴木とオンドレイカ(MF)がピッチ上で最高の選手。鈴木がヘディングシュートを止めたシーンは傑作級の瞬発力。ゴール前では自信と個性を発揮し、力強くチームをリードした」と評価していた。
また、全国版有名紙も鈴木を高く評価した。スポーツ紙『Tuttosport』の個人採点は「8点」と高く、「鈴木はケンプフのヘディングシュートに驚異的な介入を見せてパルマを救った」と称賛。さらに、イタリア最大のスポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』も個人採点で「7点」を付け、「パルマで最高の選手。まるで猫のように飛び、ケンプフのヘディングシュートを弾いた。飛び出しやロングフィードも常に良かった。ストレフェッツァのゴールに関しては何もできることはなかった」と絶賛だった。
現在16位のパルマは昇格1年目のため残留が目標(18〜20位がセリエB降格)。今季は残り3試合で、次節は日本時間5月11日に残留争いのライバルであるエンポリと激突する。入団1年目にして絶対的守護神に君臨する鈴木のパフォーマンスに引き続き期待したい。
(ABEMA de DAZN/セリエA)
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