【映像】手で押さえた?競り合いの瞬間
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【明治安田J1リーグ】柏レイソル1ー0清水エスパルス(5月6日/三協フロンテア柏スタジアム)

【映像】手で押さえた?競り合いの瞬間

 清水エスパルスのFWドウグラス・タンキが試合終盤にネットを揺らしたが、VARの判定によってノーゴールになった。シュート時にファウルがあったようだが、際どいプレーだったため、ファンからは不満の声が上がっている。

 清水はJ1リーグ第15節で柏レイソルと対戦。
 85分、1点を追いかける清水は右サイドからのCKを獲得すると、MF松崎快が左足で蹴り込む。ボールはゴール前の中央に飛んでいき、ドウグラス・タンキが相手選手と競りながら頭で合わせる。ボールの芯を捉えた強烈なヘディングシュートは左ポストに当たり、ネットを揺らした。

 同点ゴールを決めたドウグラス・タンキは笑みをこぼしながら天を指差し、喜びを表現。同胞のMFカピシャーバからは抱きつかれて祝福された。

 解説・福田正博氏は「ちょっと小屋松(知哉)が押されて(ドウグラス・タンキが)フリーになりましたよね。あの辺のポジションの取り方、やっぱり強さを持っていますよね。ヘディングでしっかりと枠に飛ばすのは難しかったと思います。なかなか彼を生かすようなシーンがなかったですからね」とコメントした。

 だが、試合はなかなか再開されない。VARが攻撃側によるファウルの可能性があったかどうかを確認していた。福田氏も「(小屋松が)押されたシーンを、レフェリーがどう判断するかですね」と説明。両チームの選手が主審のもとへ駆け寄り主張をする中、主審の川俣秀氏はオンフィールドレビュー(OFR)に向かった。

 中継には主審が確認する映像が流れ、福田氏は「この(ドウグラス・タンキの)右手がどれくらい押しているかですね。(小屋松は)飛ぼうとしたところを押されているので、バランスを崩しているのは事実。どう判断するかですね。時間も含めて大きなジャッジです」と述べた。

 ネットが揺れてから約2分半後、主審が下したのはドウグラス・タンキのファウル。つまり、清水のゴールは取り消されることになった。この判定に、清水営は猛抗議。秋葉忠宏監督やMF乾貴士が異議を唱え、スタジアムに駆けつけた清水サポーターはブーイングした。

 物議を醸す判定に、ファンもSNSで反応。「スローで見ると実際より強く押してるように見えるんだよな」「あれでファール取られるのか…無いだろ」「吹っ飛ぶような押し方か?」「全然押してなさそうやけどなあ…でも切り替えるしかない!!」「んー、仕方ない!ちょっと手の印象が悪かったか」「取っても取られなくてもぐらいの感じだから本当助かったわ」「押してるよね、やっぱり」とそれぞれの主張を投稿している。

 この判定を受けて福田正博氏は「小屋松を押したのは事実ですからね。(ドウグラス・タンキには)そんなに強く押した自覚はないと思いますけど、小屋松にするとかなりの倒れ方をしているので、力が加わったのだと思います」と説明した。
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