【明治安田J1リーグ】柏レイソル1ー0清水エスパルス(5月6日/三協フロンテア柏スタジアム)
ヒヤリとするアクシデントが起きた。清水エスパルスに所属するMF宇野禅斗が、浮いたボールを処理しようと高く足を振り上げた際、背後から飛び込んできた相手選手の側頭部を蹴ってしまう形に。VARによるチェックが行われ、ファンの間に緊張が走った。
清水は5月6日にJ1リーグ第15節で柏レイソルと対戦。スコアレスで迎えた前半17分に問題のシーンが起きた。
清水のDF北爪健吾からのヘディングパスを受けた宇野は、相手ゴールを背にしてボールをコントロール。しかしファーストタッチが大きく浮いてしまい、柏のMF仲間隼斗が即座にルーズボールへ反応。宇野はセカンドタッチで処理しようと左足を振り上げたが、先に頭でボールに触れた仲間の側頭部に足が直撃してしまった。まるでハイキックのような形となり、仲間はピッチに倒れて悶絶した。
主審は試合を一時中断し、VARの介入によってレッドカードの有無をチェック。オンフィールドレビューに移行する中、解説を務めた福田正博氏は「宇野にしてみるとちょっと(仲間が)見えていないですからね」と擁護しつつ「レフェリーも難しい判断だったと思います。足が高く上がっていることは間違いないですね。ただ、宇野にしてみると見えてないのは事実なんですよ。クリアしようとした中で(仲間が)入ってきましたから」と見解を語った。
最終的に主審はレッドカードではなくイエローカードを提示。ファンからは「仲間が無事なら良かった」「清水・宇野の柏・仲間へのファウル。赤ではないと思ったけどやっぱりイエローか」「仲間が後ろから突っ込んできた形だからレッドはないかなと思ってた」「仲間さんの頭へのキックはイエローか。アクシデント的だったしな」「今のは危ないな…」「仲間の魅力が全面に出たプレー」「どうなんだこれ。結構仲間の頭蹴っ飛ばしてるけど…多分ほんとに見えてなかったんだろうし」と、判定に対して様々な意見が集まっている。
なお、試合はホームの柏が52分に決勝点を決めて勝利。清水は今季3度目のリーグ2連敗となった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





