しかし飲み物の効き目が弱かったのか澪は目覚め、真人の自殺工作の一部始終を見聞きしてしまう。「なんで…」と聞く澪に真人は「なんでかなあ。薬弱かった?そのまま眠っていたら楽に死ねたのに」と一切動揺せず感情ゼロトーンで語り掛け、直前に心中を仄めかしていた事から澪が「真人も一緒?」と尋ねると「俺はまだ死ねない。君の愛は全部、金に換えなきゃいけないから。君には自殺未遂歴があるから自然な事なんだよ」と平然と怖い事を
言う。
恐怖におびえ「嫌、一人で死にたくない」と半泣きの澪に構わず「ほら、もう少し」と睡眠薬の錠剤をナチュラルな動作で澪の口に運ぼうとする真人は「君は1年前に死のうとした。でも俺が救った。だから君の命は俺のもの。それに君は俺がいなくちゃ生きていけないんだろう?1年間、楽しかったろう?じゃあ…もういいね。口、開けて」。
邪魔が入り流血しても…澪を追い続ける真人
