【SVリーグ・チャンピオンシップ】サントリーサンバーズ大阪 3-0 ジェイテクトSTINGS愛知(5月5日・男子 決勝 第2戦)
バレーボールの国内最高峰の舞台で、観客が国歌斉唱の“演奏”に酔いしれた。SVリーグ初代王者を決める激闘が始まる直前、コートに並ぶ選手たちに『君が代』を届けたのは、習志野高校吹奏楽部。会場に詰めかけた1万人近いファンも、その美音に聞き入った。
大同生命SVリーグは5月5日、チャンピオンシップの男子ファイナル第2戦を行い、レギュラーシーズン2位のサントリーサンバーズ大阪と、4位のジェイテクトSTINGS愛知が対戦。サントリーが第1戦を制して迎えた第2戦、この戦いに相応しい光景があった。
第1戦は、STINGS愛知が2セットを連取したところから、サントリーが大逆転でフルセットの末に勝利。スコアもさることながら、内容も一進一退の攻防を見せた。4位からの“下剋上”に挑むSTINGS愛知は勝利が絶対条件の中、選手たちの表情も決意に満ちたものに。そんな選手を後押しするような、開始直前の国歌斉唱の時間だった。
通常は“歌声”が入る場面で、この日、会場のLaLa arena TOKYO-BAYで大役を務めたのは習志野高等学校吹奏楽部。スタンドの一角に並ぶ部員が、会場内に響き渡る国歌斉唱の演奏を始めると、選手たちは静かな表情で、その音で気持ちをたかぶらせている様子だった。
このシーンにはファンもSNSで「習志野高校吹奏楽部の国歌!嬉しい」「演奏してくれてありがとう」「感動しながら聞いてました」と感極まるコメントが寄せられていた。
なお、習志野高校吹奏楽部は、試合開始前にSVリーグ公式アンセム「Stories」を演奏し、さらに第2セットと第3セットの間にはコートに登場して様々な曲を披露。会場の観客を盛り上げる演奏でアリーナの熱気を高め、選手を盛り立てる大役を務め上げた。
なお、試合は第1セットからデュースにもつれ込む激闘になりながらも、サントリーが3セット連取で2戦先勝。見事、SVリーグ初代王者に輝いた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見