【ラ・リーガ】バルセロナ 4-3 レアル・マドリード(日本時間5月11日/エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス)
合計7ゴールが生まれた壮絶なエル・クラシコで最も話題を集めたゴラッソだった。バルセロナに所属する17歳の“神童”ラミン・ヤマルが、完璧すぎるダイレクトシュートを決めると、ホームに詰めかけた観客が熱狂。多くのファンがSNSなどで反響を寄せた。
バルセロナがホームにレアル・マドリードを迎えたラ・リーガ第35節のエル・クラシコは、序盤からゴールネットが揺れる激しい展開に。バルサが1-2のビハインドで迎えた32分、期待を背負った“役者”が大仕事をやってのけた。
敵陣でボールを回すバルサは、MFペドリが縦に持ち運ぶドリブルで侵入しながら前方にパスを入れると、ボックス内で受けたFWフェラン・トーレスが前を向いて右方向へアウトでパスを送る。そして、ボックス内右の位置にフリーで入り込んでいたのがヤマルだ。
背番号19はこのボールをダイレクトでフィニッシュ。対峙していたDFラウール・アセンシオの足上をすり抜けたボールは、レアル・マドリードの守護神ティボー・クルトワも触ることができないコースとスピードでゴール左隅下へと突き刺さった。
いとも容易く奪ったゴラッソだが、この大舞台で、かつ密集地帯をすり抜けるようなシュートは、決して簡単なものではない。ビハインドの状況で同点に追いつくゴラッソにホームの観客は大歓声。ヤマルは相手エースであるFWキリアン・エンバペのセレブレーションを真似る強心臓を見せると、フェランに抱え上げられドヤ顔でサポーターが熱狂する声に酔いしれた。
このゴールには多くのファンがSNSでリアクション。「そっから決めちゃいますかw」「こんなん見せられたらサッカーって何だろうと思っちゃう」「一瞬理解できんかった」「ヤマル、エンバペ相手にあの度胸…メンタル強すぎる」「だからヤマルそれ決めるならメッシじゃん」「もう笑うしかないくらい上手い」「この17歳やばすぎるw」「17歳で既にメッシの域に入ってるわな末恐ろしい」「なんかヤマルとエンバペは宇宙人感あるな」「この高校生なんなん?」「言葉が出ない」など絶賛と驚愕のコメントで溢れ返っていた。
試合は2点を先行されたバルサが前半のうちに逆転。後半に入りエンバペのハットトリックとなるゴールで1点を返されたものの、最終スコアは4-3で決着した。ヤマルは他にも再三に渡って決定機を演出していた。
バルサは“事実上の優勝決定戦”とも言われたラ・リーガ天王山に勝利したことで勝点を82に伸ばし、残り3試合で2位レアル・マドリードと7ポイント差に。王座奪還に大きな弾みをつけた。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)





