【ラ・リーガ】マジョルカ 2-1 バジャドリード(日本時間5月11日/ソン・モイシュ)
マジョルカの浅野拓磨が、完璧な技術と冷静な判断でゴラッソをお膳立て。ボックス内で卓越したトラップを見せると、最後は丁寧なインサイドパスをMFセルジ・ダルデルへと届けてゴールを呼び込むと、ファンもSNSで歓喜の声を寄せている。
注目のシーンは、マジョルカがホームにバジャドリードを迎えたラ・リーガ第35節、1-1の同点で迎えた後半早々、49分のことだ。先発した浅野が違いを生み出した。
左サイドで攻撃を展開したマジョルカは連動した動きで相手を崩しにかかると、前線でボックス内に抜け出した浅野が、MFダニ・ロドリゲスからロングパスを引き出した。背番号11はこの浮き球を完璧にコントロールしてボックス左に運ぶと、走り込んでくる味方と相手選手の動きを冷静に見極め、フリーとなっていたダルデルへのパスを選択した。
丁寧なインサイドパスを受け取った31歳のスペイン人MFは、ワントラップから右足一閃。強烈かつ正確なシュートごゴール右隅へと突き刺し、リードを奪うことに成功した。
前節、太ももの負傷離脱から復帰して途中出場した浅野は、チーム5試合ぶりに先発。前半からスピードを生かしたプレーで攻守に奮闘していた中で後半早々に躍動し、エスパニョール戦の得点以来、自身5試合ぶりに決定機に関与し、今季初アシストをマークした。
このシーンにはファンもリアクション。「浅野マイナス良く見えてたなぁ」「ナイスアシスト!!!」「右から左へ抜け出してパス受けるの良かった!」「浅野やべぇ」「浅野トラップ本当に上手い!」と、決定機を演出したプレーに興奮している様子だった。
なお、試合はそのまま2-1で終了し、マジョルカは4試合ぶりに勝利し、順位も暫定9位に浮上。UEFAヨーロッパリーグ出場権の7位、あるいはUEFAカンファレンスリーグ出場権の8位以内のフィニッシュへ向け、残り3節にその可能性を繋ぎ止めている。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)





