【セリエA】エンポリ 2-1 パルマ(日本時間5月11日/スタディオ・カルロ・カステラーニ)
評価急上昇中のパルマのGK鈴木彩艶もお手上げのミドルシュートだった。エンポリのMFファウスティーノ・アンジョリンが放った理不尽な一撃に、地元メディアからも擁護の声が出た。
日本時間5月11日、パルマはセリエA36節でエンポリと対戦して1-2で敗戦。鈴木は11分にはデザインされたCKからダイレクトでコースを突く強烈なシュートを浴びて失点すると、さらに86分にも決勝点を奪われてしまった。
直前の84分に投入されたばかりのFWイスマエル・コナテが、パルマのDFボトンド・バログを背負いながらボールを収めると、フリーのアンジョリンにパス。昨夏にチェルシーから加入した23歳はボールをコントロールしてから迷わず右足を振り抜くと、ゴール右上隅にコース、威力ともに完璧なミドルシュートを突き刺したのだ。シーズンを通して大きく評価を高めた鈴木は、豪快な横っ飛びをしたが手でボールに触ることができなかった。
試合後、イタリア・メディア『TUTTOmercatoWEB』は個人採点で鈴木を10段階中で及第点の「6」と評価。寸評では「前半のファッツィーニのゴールに対して何もできなかった。彼はアンジョリンのゴールに対しても無罪である」と、同情的なコメントを寄せていた。
さらに、地元メディア『PARMAlive』も同じく個人採点「6」と評価し、「セーブは1回のみ(93分のコナテの近距離からのシュート)。2失点は鈴木のせいではない」とした。そのセーブシーンについては、試合終了間際にコナテとの1対1を迎えながら、完璧な対応でシュートをシャットアウトと追加点を奪わせない好守を見せていた。
敗れたパルマは、残り2試合で降格圏まで4ポイント差の16位と最後まで油断ができない状況。次節(日本時間5月18日)は首位ナポリと激突するだけに、勝点積み上げには鈴木の活躍が不可欠だろう。
(ABEMA de DAZN/セリエA)





