【明治安田J1リーグ】横浜F・マリノス 0ー3 京都サンガF.C.(5月17日/日産スタジアム)
まさかの不振に陥っているチーム状況に、選手たちも気が立っているようだ。横浜F・マリノスのMF天野純が、京都サンガF.C.のMF福岡慎平の首元を押して激しく突き飛ばした。両者にイエローカードが出された“喧嘩両成敗”と言えるシーンに、ファンが反応している。
9戦未勝利の5連敗中で最下位に沈む横浜FMは、J1リーグ17節で京都と対戦。一触即発のシーンは0-1のビハインドで迎えた53分だった。ピッチ中央でのルーズボール争いがヒートアップする。
天野は味方のクリアボールに反応。京都の福岡を背負いながら、バウンドするボールを巧みに収めてキープしようとする。右手で福岡をブロックしてマイボールにしたが、ユニホームや身体を引っ張るなどの執拗なマークに堪忍袋の緒が切れた。足下にあるボールを無視して、両手で福岡の首元を強く押し、激しく突き飛ばしたのだ。
福岡が後ろ方向に大きく飛ぶと、すぐさまマルティン・ペーターセン主審の笛が鳴り響く。天野は構うことなく前方への縦パスを蹴り込んだが、もちろん試合は中断されていた。その場を立ち去ろうとする天野に対し、京都の選手たちが抗議したが、聞く耳を持たない様子で歩みを止めない。一方の福岡は、横浜FMのMF山根陸やMF喜田拓也らの手を借りながら立ち上がった。
実況・原大悟氏は「(福岡が)少ししつこく来たので熱くなりました、天野」と伝えている。その後、天野は福岡のもとに戻ってきて、和解の握手を求めた。そのタイミングでイエローカードが2人に提示され、突き飛ばされた福岡は判定に不服そうな素振りを見せたが、天野に差し出された手には応じた。そして、福岡は自分のポジションに戻る際に自ら天野に歩み寄ってハイタッチ。中継には談笑する姿も映し出され、完全に和解したようだ。
このエキサイティングしたシーンは、ABEMAのコメント欄やSNSで話題に。「天野さん酷くないっすか?」「喧嘩か?」「なんで天野さんにカード出ないの?て思ったらなんで福岡くんにも出るん?」「バチバチで面白い」「天野荒いわ〜」「もったいねえけど」「両成敗」「両者イエローは当然。レスリングするなよ」「天野にイエロー出たのは当然だし、福岡もボールに全く行けてなかったんだからイエロー出てもなんも不思議じゃないだろ」などの反響が出ていた。
なお、横浜FMは67分と81分にも失点して0ー3で敗戦。クラブワーストタイの6連敗となり最下位から抜け出せずにいる。
(ABEMA de DAZN/Jリーグ)





