「百日せき」の全国の患者数が1週間で1792人となり、2週ぶりに増加した。
赤ちゃんが感染すると死亡する恐れもある「百日せき」。JIHS=国立健康危機管理研究機構によると、5月11日までの1週間で報告された「百日せき」の患者数は全国で1792人で、2週間ぶりに増加した。
都道府県別で最も多いのが福岡県の110人で、次いで兵庫県の109人、東京都の92人となっている。
大阪小児科医会の川崎康寛理事に、症状や予防について聞いた。
━━百日せきの名前の由来は?
「特に治療をしなければ多くは3カ月間、100日ぐらいせきが続くので『百日せき』という名前がついている」
━━症状は?
「基本的には『せき』。大人は長い間せきをして、知らないうちに治っていることもある。子どもはせきからひどくなって、特に赤ちゃん、(生後)2カ月までの赤ちゃんはけっこう危険で死亡することもある」
━━百日せきの“せき”はどのようなせきか?
「小さいお子さんは特有のせきをする。最初はほとんど区別がつかないが、せきで出て1週間2週間のうちにせき込むようになる。せきをするときは『コホンコホン』などと1回か2回くらいで3、4回する人はあまりいないが百日せきのせきはそういうせきだ」
なぜ今急に増えてきた?
