アニメ「機動戦士ガンダム」は、無情なまでに戦時を生々しく描写している点が、放送から50年近く経っても見る者の心を揺さぶるのだろう。特に第9話は、老人が子どもの食べ物を盗むシーンがなんともやるせない。
放送中のシリーズ最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第6話では、難民の少女・ニャアン(CV:石川由依)の食事シーンが話題になった。麺をすする姿がかわいらしいのはもちろん、非合法な運び屋で生計を立てるニャアンと、一定の距離を保ちながらも彼女を気にかける元締めのマーコ・ナガワラ(CV:稲田徹)のやりとりが味わい深い。店内の古びた雰囲気などから、キャラクターたちの地に足ついた暮らしぶりが伝わってくる。
このように「機動戦士ガンダム」シリーズは、戦争という極限の状況における“人間のリアル”が魅力だと言っても過言ではない。そして、人間のリアルというものは、時に醜く、やるせない。その象徴といえるのが、「機動戦士ガンダム」第9話のワンシーンだ。
老人の盗み食いを見てしまったアムロは日本語
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