23日、小泉農水大臣はスーパーや精米店を視察し、「相当大胆なことをやらなければ状況は変わらない」と述べた。
記者たちの取材に応じた小泉農水大臣は「これだけやはり棚が空いているのを見ていて、改めて備蓄米を早く、6月の上旬には2000円台という形で店頭に並ぶような環境を作っていかなければいけないという認識を新たに強くした。こちらの町のお米屋さんを見ればお米がけっこうあるように見えても、実際は点数制限・キロ制限で販売抑制をせざるを得ない。そして、端境期の8月に向けて『なくなってしまうのではないか』という不安があるから、求められても十分になかなか出しがたい。こういったマインドを変えていかなければ、やはり米の価格が落ち着かないと思う。『需要があれば無制限に出す』とすでに言っている通り、相当大胆なことをやらなければ状況は変わらない」と決意を語った。
備蓄米を店頭で2000円台で並べるにあたっての原価設定と随意契約について聞かれると「原価設定も含めて、今詳細な設計をやっている。ほぼ固まったが、現時点で言えることは、今までの流通の形のままでは現場に流れないだろうと。ですので、今日楽天さんともお会いさせていただいたように、新たな流通のプレーヤーにも参加いただく。こういった方向の随意契約を考えている。そしてもう1つは、今までの一般競争入札とは違い、農水省で最終的な判断をさせていただいて『この値段で買ってもらいたい』といった形で流すので、6月の上旬に2000円台でこれからの備蓄米が流れていくように最終的な詰めを行っている」と答えた。
(ABEMA NEWS)




