【映像】千賀、大谷からリベンジ奪三振 “魂の3球”
【映像】千賀、大谷を魂の96マイル豪速球で“三球三振”に
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【MLB】メッツ 3—1 ドジャース(5月25日・日本時間26日/ニューヨーク)                 

【映像】千賀、大谷を魂の96マイル豪速球で“三球三振”に

 メッツの千賀滉大投手がドジャース戦に先発。6回途中5安打4四球5奪三振1失点と粘りの投球をみせ、今季5勝目をマークした。防御率は1.46となり規定投球回数に再び到達。ドジャースの山本由伸を上回り、リーグトップに返り咲いている。

 千賀は今季ここまで9試合に先発して4勝3敗、防御率1.43の成績。安定した投球で防御率リーグトップに立つこともあったが、試合前の時点で規定投球回数に僅かに到達しておらず、中5日での登板となるこの試合で2回と3分の2を投げれば規定投球回数クリアとなる状況だった。

 一回表、いきなり先頭打者の大谷翔平と対峙する。これまでレギュラーシーズンでの対戦は大谷がエンゼルス時代の23年8月25日(日本時間26日)の一度のみで、その時は1打数1安打2四球の成績。ポストシーズンでは昨年、ドジャース対メッツのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で対決し、2打数1安打1打点となっていた。

 注目の対決は1ボールからの2球目、千賀の95マイル(約153キロ)ストレートを捉えた大谷が圧巻の18号先頭打者ホームランを記録。千賀にとっては今季打たれた2本目の被本塁打となってしまった。

 立ち直りたい千賀だが、その後も味方のエラーが絡みノーアウト二塁三塁とピンチを招くと、スミスのセンターフライで三塁ランナーのホームインを許す。しかしこれがリクエストで判定アウトに覆ると、その後テオスカー・ヘルナンデスから今日1つ目の三振を奪い、結果的に大谷のホームランによる1失点で切り抜けた。

 その裏すぐに逆転してもらった千賀は2回、審判から使用グラブの変更を命じられるも動じず、ピッチャーゴロを軽快に捌くなど三者凡退に抑える。3回には大谷とこの日二度目の対戦。完璧な配球で三球三振とリベンジを果たし、この時点で規定投球回数に到達。再び防御率リーグトップに躍り出た。

 リードが2点となった4回、ツーアウト一塁、三塁のピンチを招くもパヘスをレフトフライに抑えて安堵の表情。5回にはランナー一塁で大谷とこの日3度目の対戦を迎えると、6球目のフォークでセンターフライに打ち取った。その後、満塁とピンチを広げてしまい、チャンスに強いスミスを迎えるが、サードゴロに打ち取りピンチを脱した。

 千賀は6回も続投。先頭のテオスカー・ヘルナンデスから今日5個目の三振を奪うも、続くマンシーに四球を与えてしまったところで交代。降板時には本拠地シティ・フィールドの観客から大きな歓声が送られていた。結局千賀は5回3分の1を101球、5安打4四球5奪三振1失点で、勝ち投手の権利を得たまま降板した。

 試合は大谷の先頭打者ホームランでドジャースが先制するも、その裏にメッツが主砲アロンゾの2ランホームランで逆転。その後ドジャース守備のミスなどからメッツが1点を追加すると、千賀の後を継いだメッツのリリーフ陣もドジャースの強力打線から得点を許さず、3-1で勝利。メッツがこのシリーズを2勝1敗で勝ち越しとしている。

ABEMA『SPORTSチャンネル』)
(C)Getty Images

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