【明治安田J1リーグ】横浜FC1ー1柏レイソル(5月25日/ニッパツ三ツ沢球技場)
日本代表選出に華を添える一撃だ。柏レイソルのFW細谷真大が、相手DFに引っ張られながらもボレーシュートを決めた。身体能力の高さと体幹の強さを感じさせるゴールに、ファンが大興奮している。
柏はJ1リーグ第18節で横浜FCと対戦。19分に先制を許したが、32分に生え抜きのストライカーが圧巻のプレーを披露する。
ボックス内の左でパスを受けたMF小屋松知哉が縦に突破して左足でクロスを上げると、細谷は横浜FCのDF山﨑浩介とDF新保海鈴の間に陣取り、高く上がったボールの落下地点に入っていく。この時、山﨑に強くユニフォームを引っ張られていたが、全くびくともせず。ボールだけに集中し、自身の胸の高さで右足ボレー。山﨑の背中側に伸ばした右足でしっかりとミートさせたシュートは、GK市川暉記の逆を突いてゴールマウスの左隅に決まった。
ゴールを決めた背番号9は右手を突き上げ、チームメイトとハイタッチをして喜びを表現した。
解説・福田正博氏は「なかなか難しい体勢でしたけど、よく合わせましたね」と述べ、「これはよく足を出しましたね。良いミートですね。クロスのボールの質はそんなに高くなかったんですけど、良いところに落ちてきて、よく合わせたと思います」とシュートテクニックを大絶賛した。
起死回生の同点ゴールに「あの体勢からしっかりとミートして決めきる。代表レベルの技」「ハーランドやん笑」「体強すぎません?うちの細谷」「バケモンシュート」「身体能力お化け」「これ押し込めるのは生粋のストライカーやわ」などファンも興奮気味に反応していた。
その後はスコアが動くことなく1ー1のままタイムアップし、それぞれ勝点1ずつを積み重ねる結果になった。
細谷は試合後のフラッシュインタビューで、「(ボールが)ファーに流れると思ったので、その準備をしてうまく当てられたと思います」と同点ゴールを振り返り、「動きは悪くない。限られた時間でしっかりと結果を残すことは、自分の中で意識をしている。そこが出たのは良かったと思う」と手応えを口にしたが、試合結果については「勝点3を取らないといけない試合だったので悔しい」と総括した。
(ABEMA de DAZN/Jリーグ)





