【明治安田J1リーグ】浦和レッズ 0-0 セレッソ大阪(5月28日/埼玉スタジアム2002)
セレッソ大阪の元日本代表MF香川真司が流石のテクニックを見せた。プレス強度高くボールを奪いにきた相手を華麗にいなすヒールタッチにファンたちが驚愕している。
6月15日から開幕するFIFAクラブワールドカップに浦和が出場するため、前倒しで行われた明治安田J1リーグ第22節。C大阪は敵地に乗り込み、香川はダブルボランチの一角としてスタメン出場した。
すると11分、香川が光るプレーでファンを魅了した。バックラインでパスを繋ぎながらビルドアップし、右サイドから浦和のブロックを崩しにかかる。右サイドの高い位置まで攻め上がったDF奥田勇斗は、縦関係にあるルーカス・フェルナンデスとのパス交換でハーフスペースへと侵入した。
このタイミングでサポートに入った香川は、ボックス手前のフリーなゾーンにポジションを取り、そこにマイナスのボールが送り届けられた。MF渡邊凌磨が鋭いプレスでボールを奪いにかかるが、この動きを予測していた香川が、うまく自分の懐にボールを引き込んで右足のヒールでトラップ。進行方向を左に変えたことで、渡邊のプレスを簡単に剥がしたのだ。
トラップが少し長くなったことで、カバーに入ったMF喜田陽とお見合いする格好となり、シュートコースは塞がれてしまったが、それでも冷静に左サイドへと展開するなど視野の広さを見せている。
このプレーに解説の佐藤寿人氏は「おぉ!うまい!」と思わず唸る。さらにSNSのファンたちも「今の香川上手かったな」「イメージについていける選手いなかったけど」「タッチが衰えていないな」「香川うますぎ」「真司がいちいち上手い」「最近の真司まじでスーパーすぎる」と香川の華麗なプレーに歓喜した。
今年で36歳を迎えた香川だが、この日はフル出場し、両チームを合わせて3番目となる12.468キロを走破。衰え知らずの運動量に加え、錆びつかないテクニックでチームを牽引する活躍を見せている。なお、試合はお互いに多くの決定機を作り出しながらも決めきれず、ゴールレスドローに終わった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





