「大川原化工機」裁判を簡単解説…検察・公安部・経産省は何を行い、どう裁かれたのか? 一審と二審の“違い”とは? ニュース解説 2025/05/29 15:25 拡大する 機械メーカー「大川原化工機」への捜査の違法性を巡る裁判で、28日、二審の東京高裁は一審に続き国と東京都に賠償を命じた。これまでの裁判では、当時、警視庁公安部で事件を担当した現職の警察官が「決定権を持っている人の欲で立件した」などと証言したことなども話題となっていた。 経緯としては、公安部が大川原化工機に対して「軍事転用可能な製品を不正に輸出しているのではないか」と疑惑をかけ、大川原化工機社長ら3人を逮捕起訴、勾留中にがんで相嶋静夫さんが亡くなった。その後、初公判の直前に検察が起訴を取り下げ、大川原化工機は「事件の捏造で違法捜査」だとして損害賠償請求の訴訟を行った。 続きを読む