小泉大臣は10年前、自民党の農業政策を取り仕切る「農林部会長」を務めていた。そのことについて宮崎氏から「10年前に農政改革を取り組まれたが、その時は“To be continued”で終わっていて、第2章がこれから始まってくるのかなと思って期待しているが、その辺りはどう考えているのか」と問われ、「まず部会長と大臣というのは決定的に違う。部会長は中間管理職的なところがある。その中間管理職的立場でできる範囲内と、大臣という行政のトップとして権限を持ってできることは自ずと違うので、今回大臣として決定できること、そして決定するからこそ自分が責任を取れることは躊躇なくやれることはやりたいと思っている」と応じた。
また、政治ジャーナリストの青山和弘氏から「小泉大臣を応援している自民党議員が『小泉大臣はコメの値段を下げたら、1回農水大臣から退いた方がいいのではないか』話していた。その先の抜本的な改革、増産して輸出する・農家が困ったら直接補償するという改革は、今の農水大臣の立場では非常に難しいから、1回退いた方がいいのではないかという人もいる。そのことをどう思うか、それでもやりきろうという覚悟があるのか」と問われた。
これに小泉大臣は「私を任命したのも石破茂総理である以上、私を『お前はこれで終わりだ』というのも総理の判断なのではないか。私としては、与えられた立場で全力を尽くす。それ以上のことは今は考えていない。『私はこれだけやったら去ります』という人についてくるわけない」と述べた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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