【UEFAチャンピオンズリーグ】パリ・サンジェルマン 5-0 インテル(日本時間6月1日/アリアンツ・アレーナ)
監督も選手とともに戦っていることがわかる瞬間だった。インテルのFWマルクス・テュラムが倒されてファウルを獲得したシーンに激昂したシモーネ・インザーギ監督は、両手を広げながら大声を出して猛抗議。この行為にはイエローカードが提示されてしまった。
日本時間6月1日、2024-2025シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝が行われ、パリSGとインテルが対戦。ルイス・エンリケとシモーネ・インザーギという、多くのタイトル獲得経験のある名将対決としても注目を集めた。
インテルが0-2と追いかける展開で迎えた57分、突如インザーギ監督がフォーカスされた。GKヤン・ゾマーの滞空時間の長い前線へのフィードをFWラウタロ・マルティネスがDFマルキーニョスを背負いながらボールを収めると、サポートにきたテュラムにパス。ここでパリSGのDFウィリアム・パチョがファウル覚悟でプレーを止めたのだ。
その直後、インザーギ監督が熱くなっている様子をカメラがとらえた。同監督が両手を広げながら熱く言葉を発して抗議、この行為に対して主審からイエローカードが提示されてしまった。
インザーギ監督が激昂した理由は明らかにされていないが、ハイラインのパリSGの守備ライン裏には広大なスペースがあり、仮にテュラムが倒されていなければチャンスを迎えた可能性が高かった。
解説を務めた戸田和幸氏は「非常に情熱的な監督さんですし、常に選手を鼓舞して戦ってますよね」と、選手とともに情熱を持って戦う姿についてコメントしている。
この場面はSNSで話題に。ファンは「ファールもらったのに何キレてんねん」「これでカードなんかい」「インザーギ笑」「インザーギかわいい」「インザーギのハイプレス」「ミスタービーンみたいな動き」と、警告を受けた一連の動きに注目していた。
なお、試合はインテルにとって厳しい展開となり、63分以降にも3ゴールを奪われて0-5の大敗。最大の目標だったCL優勝には届かず、一時はシーズン3冠の可能性が残されていた中で無冠に終わってしまった。
(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)




