『光が死んだ夏(ひかるがしんだなつ)』は、幼馴染の光が人間ではない別のナニカと入れ替わっていることに気づいた少年・辻中佳紀(つじなか よしき)の日常を描いた青春ホラー漫画です。
2025年夏にはテレビアニメが放送予定。アニメでよしき役を演じるのは『マッシュル-MASHLE-』マッシュ・バーンデッド役や『葬送のフリーレン』シュタルク役などの声優・小林千晃(こばやし ちあき)さん。光のふりをしているヒカル役は『小市民シリーズ』小鳩常悟朗役や『青のミブロ』ちりぬにお役の声優・梅田修一朗(うめだ しゅういちろう)さんが演じます。
この記事では『光が死んだ夏』の作者についてまとめました。
目次
- 『光が死んだ夏』のストーリー
- 『光が死んだ夏』の作者はモクモクれん氏
- 『光が死んだ夏』作者・モクモクれん氏の過去作は?
- 『光が死んだ夏』作者・モクモクれん氏の性別は?顔出しはしている?
- モクモクれん氏はX(旧Twitter)などのSNSはやっている?
- 小説版の作者は誰?
- 『光が死んだ夏』作者のまとめ
『光が死んだ夏』のストーリー
クビタチ村で暮らす高校生のよしきは、半年前に幼馴染の光が山で1週間も行方不明になって帰ってきたものの、なぜか光に違和感を覚えていました。よしきは光に「……お前、やっぱ光ちゃうやろ」と伝えると、光の姿をしたナニカはそれを認めて、誰にも言わないで欲しいと答えます。
よしきは今目の前にいる光は偽物だと理解しながらも、本物の光が帰ってこないのであれば偽物でも側にいて欲しいと考えます。よしきと光の姿をした人外の存在「ヒカル」との日常を描いた青春ホラーです。
2021年8月からKADOKAWA(カドカワ)のWebマンガサービス「ヤングエースUP」で連載中です。
『光が死んだ夏』の作者はモクモクれん氏
『光が死んだ夏』の作者は、モクモクれん氏です。モクモクれん氏がX(旧Twitter)に投稿した漫画に反響があり、編集から声が掛かったことがきっかけで漫画家になりました。
商業連載デビュー作の『光が死んだ夏』はたちまち話題作となり「次にくるマンガ大賞2022」のWebマンガ部門で11位、「このマンガがすごい!2023」のオトコ編で第1位に選出されました。
モクモクれん氏はWEB媒体のインタビューにて、『光が死んだ夏』のストーリーのアイディアは高校生の頃に思いついたもので、何年か経ってから単行本になったと思うと不思議な気分だと答えています。
『光が死んだ夏』のコミックス1巻はすべてモクモクれん氏が1人で描いていて、2巻に関しても8〜9割ほどは自身で描き、大変な時は絵が得意な友人に手伝ってもらっているとのことです。2巻以降のあとがきページには、アシスタントの名前が記載されています。
3巻からはモクモクれん氏が読者の質問に回答する質問コーナーが巻末に収録されています。5巻の質問コーナーでは、漫画はアナログではなくフルデジタルで描いていると回答しました。
『光が死んだ夏』は3部構成で考えているそうで、コミックス1巻〜3巻は「日常編」、4〜5巻は「謎解き編」、6巻以降は「穴閉じ編」という名称だとコメントしています。
モクモクれん氏が好きな漫画
インタビューですごいと思った漫画を聞かれたモクモクれん氏は、つくしあきひと氏の漫画『メイドインアビス』と石田スイ(いしだ スイ)氏の漫画『超人X』を挙げました。
『メイドインアビス』は漫画を何度も読み返して、アニメも観るほど大好きな作品とのことで、グロテスクな描写や展開のエグさが「一線を踏み越えた」感があって好みだと答えています。
『超人X』も毎回ワクワクしながら読んでいると明かし、定石を崩していくような展開がたまらないと答えました。
『光が死んだ夏』のアニメ化に伴うコメント
この度、「光が死んだ夏」のアニメ化が決定いたしました。
ここまで応援してくださった読者の方々や、アニメ企画に尽力してくださっている関係者の方々には本当に感謝してもしきれません。
原作者としても、きっと良いものになるぞと思いながら制作にばっちり参加させていただいております。
アニメで爽やかさも不気味さもグレードアップした「光が死んだ夏」を楽しみにお待ちいただけると幸いです。
『光が死んだ夏』作者・モクモクれん氏の過去作は?
モクモクれん氏は『光が死んだ夏』で商業連載デビューしているため、刊行されているコミックスは『光が死んだ夏』のみです。
『光が死んだ夏』の連載が始まる3ヶ月ほど前、2021年5月発売の「月刊コミックジーン」付録の小冊子「ミニミニジーン」にて、モクモクれん氏の短編漫画『ピリオド』が掲載されました。『ピリオド』は「ヤバい関係たち」がテーマで、部屋で楽しくゲームをしている男性2人のBL漫画とのことです。
漫画作品ではありませんが、2023年11月27日~2024年2月29日の期間限定で角川文庫の冬フェアのコラボ企画として、『鬼談百景』(著・小野不由美さん)、『天使の囀り』(著・貴志祐介さん)、『ぼぎわんが、来る』(著・澤村伊智さん)の小説3作品の表紙カバーをモクモクれん氏が描き下ろしました。
『光が死んだ夏』作者・モクモクれん氏の性別は?顔出しはしている?
モクモクれん氏の性別や年齢などの情報は公表されていません。ファンの間では絵のタッチや過去にBL短編漫画を描いていたことからも、女性なのではないかと噂されています。
サイン会においてもモクモクれん氏は顔出しをしておらず、黒い箱で顔を隠した状態でサイン会が行われています。
モクモクれん氏はX(旧Twitter)などのSNSはやっている?
『光が死んだ夏』のモクモクれん氏はXのアカウントを開設しています。
モクモクれん氏はインタビューにて、Xでしか見られないおまけのイラストがあると面白いと思ったとのことで、『光が死んだ夏』の最新話の更新報告をする際には必ずおまけのイラストを添えるようにしていると明かしました。
また、モクモクれん氏のXでは本編では明かされなかったキャラクタープロフィールが明かされたり、イラストも投稿されることがあります。
モクモクれん氏のSNSは、X以外にもBluesky(ブルースカイ)のアカウントも開設しています。モクモクれん氏は、Blueskyのアカウント(@mokmok-len.bsky.social)では「告知以外のことも色々と発信しています」とコメントしています。
小説版の作者は誰?
2023年12月に小説『光が死んだ夏』の1巻が刊行。2025年7月に2巻が刊行されます。
小説版『光が死んだ夏』の著者は額賀澪(ぬかが みお)さんです。額賀さん茨城県行方市出身の小説家で、2015年に『屋上のウインドノーツ』(『ウインドノーツ』を改題)で松本清張賞、『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を受賞してデビューしました。
2016年に『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校の部の課題図書に選定されています。2021年から刊行されている『転職の魔王様』シリーズは、2023年7月にテレビドラマ化されました。
小説家になりたいと思ったきっかけになった作品として、小学生の頃に読んだはやみねかおるさんの『名探偵夢水清志郎事件ノート』シリーズを挙げています。『名探偵夢水清志郎事件ノート』シリーズを読んで小説を読んだり書いたりするのが楽しいなと感じるようになり、後に重松清(しげまつ きよし)さんの小説を読んで重松さんのような作家になりたいと感じたと答えています。
漫画版との違いは?
小説『光が死んだ夏』は漫画『光が死んだ夏』のノベライズなので、漫画とストーリーが大きく変わることはありません。
原作者のモクモクれん氏はノベライズについて「小説でしか読めない表現が沢山あって新鮮で面白いです。額賀先生のおかげで素晴らしい小説になっていますので、よろしくお願いします!」と綴っています。
小説『光が死んだ夏』には通常版と特装版があります。1巻の特装版には48P小冊子が付いてきて、原作者・モクモクれん氏の描き下ろし8P漫画と額賀さんの書き下ろし短編「秋の栞」が収録されました。小説版の2巻の特装版には、モクモクれん氏の描き下ろし9P漫画と額賀さんの書き下ろし短編「弔いはいつか」「西へ」の2本が収録されます。
小説版の作者のSNSは?
額賀さんはXのアカウントを開設しています。額賀さんのXでは日常のことや執筆した小説の告知などが投稿されています。
Instagram(インスタ)のアカウントも開設していて、自身の小説についてだけでなく額賀さんが読んだ本についても投稿されています。
『光が死んだ夏』作者のまとめ
漫画『光が死んだ夏』の作者はモクモクれん氏です。モクモクれん氏は『光が死んだ夏』が商業連載デビュー作です。
『光が死んだ夏』のアイディアはモクモクれん氏が高校生の頃に思いついたとのことで、何年か経ってから単行本になったと思うと不思議な気分だとコメントしました。
『光が死んだ夏』は小説版(ノベライズ)も刊行されています。小説版の作者は額賀澪さん。額賀さんの代表作には『転職の魔王様』シリーズなどがあります。
(C)モクモクれん/KADOKAWA・「光が死んだ夏」製作委員会
この記事の画像一覧









