そもそも色恋営業なしでホストクラブは存続可能なのか。歌舞伎町に詳しい作家・佐々木チワワ氏は「色恋営業廃止したらホスト業じゃないんじゃないか、みたいなところは非常に言われていて。私自身も大金を払って『好き』すら言ってくれないホストのほうが悪質だろとは思っている」とコメント。

 多額の借金を抱えた女性客に売春を強要したり、スカウトに紹介して「スカウトバック」をもらうことを禁止するのは当然としつつ「そのホストさんにお金を使いたいというのは女の子の感情だし、その結果どんな仕事を選ぶかは当人の自由ではある。その人に好かれたいとか、もっとお金を使って優先順位を上げてほしいというので、自ら夜の仕事を選ぶ子もいるので、そこは愚行権の行使であって、国が無理やり介入するところではない。かなり一個一個の事例によるのかな」と私見を述べた。

 法案については「18歳からホストを始めた男の子が社会経験が無いまま、生きるためにこの仕事を選んでいる子もいる。そういう男の子をこの法案を逆手に、騙す女性が現れないとは言い切れない。若い男女を守るという意味では、この法案を使って健全な営業をしてほしい」と訴えた。

アイドルの“推し活”は問題にならない
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