【ワールドカップ2026アジア最終予選】オーストラリア代表 1ー0 日本代表（日本時間6月5日／パーススタジアム）
6月5日、日本代表はFIFAワールドカップ2026アジア最終予選（3次予選）第9節でオーストラリア代表とアウェイで対戦。日本代表MF久保建英は、途中出場の直後に華麗な足技で右サイドを突破し、鋭いクロスを入れてチャンスを演出。入ったばかりにもかかわらず個の力を示したプレーでファンを魅了した。
この日、初めて日本代表の“10番”を背負った久保が64分にピッチに入ると、直後の66分に圧巻のプレーを披露する。
右サイドの内側から抜け出す動きで、MF平河悠のパスを引き出すと、オーストラリアのDFキャメロン・バージェスが正面を塞いできた。一定の間合いを保ってけん制してくる相手を、左足の裏でボールをなめるように触ってから左足で素早くまたぎ、左右に揺さぶりをかける。そして、細かなステップを踏み、左足で縦に持ち運んで、軽く置き去りにした。右足のコンパクトな振りで蹴り込んだゴール前のマイナス方向に折り返すボールは、味方に合わなかったが、投入された直後に個の力で違いを見せた。
単独で右サイドを切り裂いたプレーに、ファンはABEMAのコメント欄やSNSで反応。「次元違うわ」「タケやるよ」「いいねー」「久保建英への歓声が凄すぎ」「久保ってすごいんだな」「久保全然違うなすごいわ」「突破力がレベチ」「テクニックはバロンドール狙えるかも」と、遅れて登場した中心選手の活躍に脱帽していた。
久保は80分に利き足ではない右足でゴールを強襲するなど、ボールを持つたびに卓越したテクニックでチャンスを創出。結果的にはオーストラリアの牙城を崩すことはできなかったものの、自身初の10番を背負いながら“常連組”としての頭抜けたクオリティを見せた。
この試合でメンバーを大幅に変更して臨んだ日本代表だが、結果は0ー1に終わり、今予選初黒星を喫した。なお、オーストラリアに2009年以来16年ぶりの敗戦となっている。
（ABEMA de DAZN／ワールドカップ2026アジア最終予選）
