引きこもり支援をうたい…強引に連れ出し謎の施設へ“引き出し屋”の実態 被害者「自由が奪われた」識者「人権侵害行為だ」 ABEMA Prime 2025/06/07 07:30 拡大する 先月、横浜地裁で「引きこもりの自立支援」をうたう業者が訴えられ、裁判所は業者側に88万円の支払いを命じた。この業者は自宅から無理やり連れ出した人々を施設に監禁、精神的な苦痛を与えたと元入所者7人から集団訴訟されていた。このように支援の名のもとに自由を奪う業者は「引き出し屋」と呼ばれている。 「ABEMA Prime」の取材に応じた渡邉豪介さん(37)は被害を受け、集団訴訟した原告の一人だ。今から7年前、30歳のころに自宅にやってきた業者3人によって突如、自宅から連れ出された。かつて勤めた大手通信会社を精神疾患により退職、治療を受けながらアルバイト生活を送っている最中だったが「(呼び鈴の)ピンポンをめちゃくちゃ鳴らしてきた。居留守を使って無視していたが、母に預けていたはずの鍵を使って」自宅内に業者が侵入。「僕らは福祉の人間で、とりあえず話を聞くだけだからと言われた」が、車に乗せられるとチャイルドロックがかかり出られない状態に。そのままどんどん見知らぬ場所へと連れていかれ「これはヤバいやつだ」と自覚した。 続きを読む