【ワールドカップ2026アジア最終予選】オーストラリア代表 1ー0 日本代表(日本時間6月5日/パーススタジアム)
代表戦士も戸惑う判定だった。MF鎌田大地のパスがレフェリーに直撃すると笛が吹かれ、プレーは一時中断。そのまま日本ボールで再開されるものと思われたが、相手側であるオーストラリアボールで試合が再開され、困惑の声が続出した。
6月5日、日本代表はFIFAワールドカップ2026アジア最終予選(3次予選)第9節でオーストラリア代表とアウェイで対戦。話題のシーンは、スコアレスで迎えた14分のことだった。
中盤の鎌田が背後へ抜け出そうとする逆サイドの平河悠を目がけて、長いパスを送った。しかしボールは、試合を裁くカシム・マタール・アルハトミ主審に直撃してしまった。
自身がプレーに関与してしまったことで、主審はすぐさま笛を鳴らした。競技規則では、ペナルティエリア外でプレーが止められた場合「最後にボールが触れられた位置で、最後にボールに触れたチームの1人の競技者にドロップされる」と定められており、ボールを保持して攻撃していたのは日本側であるため、実況の桑原学氏は「日本にドロップされるはずです」と伝えたが、主審は相手MFアレッサンドロ・チルカーティにボールを渡して試合を再開させた。
これに対してABEMAのコメント欄やSNSでは「どうなってんだよ!」「今のドロップボールって日本のボールでないの?」「なんで相手に?」「謎すぎる」「ドロップボール謎すぎた レフェリーは背中当たられて怒ってる」「オーストラリアになるのはおかしい」「再開のルール違くない?」「日本のパスが審判に当たってドロップになったのにオーストラリアボールで再開ってどーいうことなん」「当たる前審判ちゃんとみてたから、ミスキックで審判に当たってなかったら、オーストラリアボールになったって判断のドロップなのか?」「今のは珍プレーすぎる」とファンも納得のいかない様子を見せた。
解説を務めた元日本代表・中村憲剛氏、小野伸二氏もこの状況に困惑。桑原氏は「もしかしたらレフェリー、背中を向けていたのでどちらが蹴ったかわかっていなかったのかもしれませんね」とコメントするに留まった。
なお、この試合で日本代表はメンバーを大幅に変更して臨んで0ー1に終わり、今予選初黒星に。オーストラリアには2009年以来16年ぶりの敗戦となっている。
(ABEMA de DAZN/ワールドカップ2026アジア最終予選)


