【モーリスレベロトーナメント】U-20日本代表 1ー1(PK3ー4) U-20メキシコ代表(日本時間6月7日/パルク・デ・スポール)
【映像】U-20日本代表GKの「低弾道ピンポイントフィード」
U-20日本代表のGKピサノ・アレックス幸冬堀尾が、低弾道のピンポイントフィードで攻撃の起点に。キック精度の高さにファンたちが驚いている。
U-20日本代表は日本時間6月7日、モーリスレベロトーナメント(フランス開催のアンダー世代国際大会。旧称はトゥーロン国際大会)のグループステージ第2戦でU-20メキシコ代表と対戦。1ー1のまま90分を戦い終えると、直後のPK戦で3ー4のスコアで敗れた。
初戦のU-20コンゴ共和国戦(2-0)では出番なしだったピサノだが、このメキシコ戦はスタメン起用。するとゴールレスで迎えた29分、素晴らしいフィードで起点を作った。
ゴールキックのリスタートで、DF塩川桜道からのリターンを受けたピサノは、フィールド全体の様子を伺いながら右足で身体の右にボールを置いた。FWステファノ・カリージョのプレスを受けたが、19歳GKは落ち着いて右足で右前方にボールを蹴り込んだ。
低弾道のフィードは、右で幅を取っていたMF中川育の足元にぴたり。ABEMAで解説を務めた元日本代表DFの坪井慶介氏も、「おーナイスボール。素晴らしい」と思わず声を漏らした。
このプレーにABEMAのコメント欄やSNSでは、「良いフィードだわ」「ピサノキック上手いな」「良い質のボール」「良いキックだわ」「GKいいな」「良いボール」と大絶賛。中には「ネクストザイオン!」「ザイオンみたいな精度の高いフィードやな」「ザイオンみたい!」と、A代表の正GKを務める鈴木彩艶に例えて称賛するコメントも多く見られた。
名古屋グランパスに所属するピサノは、日本代表GKのシュミット・ダニエルが負傷した影響もあり、5月3日の清水エスパルス戦でJリーグデビュー。その試合は3ー0のクリーンシートでチームの勝利に貢献すると、5月は6試合に出場して無敗と結果を残している。
この試合のPK戦でも1本セーブと存在感を示したピサノ。今大会は他にも荒木琉偉(ガンバ大阪)と中村圭佑(東京ヴェルディ)がGKで登録されており、6月10日のグループステージ第3戦(U-20デンマーク代表)では誰がゴールマウスを守るのか。注目される。
(ABEMA/モーリスレベロトーナメント)


