友利子さんは、息子の渡米について「パラダイスを裏切って行ったはいいけど……あの子も心配やけどパラダイスの方がもっと心配」「ごめんなぁ」と胸中を吐露。村本は現在、ニューヨークでスタンダップコメディアンとして活動しているが、そんな息子からは「苦労話も愚痴も一切ない」という。渡米前も愚痴は聞いたことがなかったそうだが、一方で「パラダイスはええ子やっていうのは言うてたで」と明かした。
はじめて息子から渡米の話を聞かされた時は、「常に破天荒な夢ばかり持っているから、『また始まった』くらい」と語りつつも、同時に、パラダイスやパラダイスの母・洋子さんの顔が浮かんできたという。
洋子さんは以前から、村本に「パラダイスのことをずっと一緒に頼むで」とお願いしていたといい、村本も「絶対1人にはさせへん」と約束していたが、結果的にそれは果たされなかった。そして村本の渡米後、洋子さんとは音信不通になってしまい、友利子さんがメッセージを送っても「既読になったけど返事がない」という。母2人の気まずい関係に、ノブは「“親こじれ”だ」「1番起こっちゃダメな悲劇」と頭を抱えた。
この状況を知ったパラダイスは、もう一度2人に仲直りしてほしいとの思いから、大阪にいる母に電話。友利子さんのことは伏せたまま、おおい町まで来てもらい、一緒に食事をする約束を取りつけた。
そして、母の到着を待つ間、パラダイスは3年前に亡くなった村本の父の墓参りへ。村本の父は20年前に友利子さんと離婚しているが、パラダイスがおおい町を訪れるたびに、かわいがってくれたという。村本の代わりに故人に語りかけ、丁寧に掃除するその姿に、ノブは「優しいな、パラダイス」と感心していた。
その後、パラダイスは友利子さんにも母が来ることを告げないまま、待ち合わせの食事処へ。そこに洋子さんが合流すると、久しぶりに顔を合わせた母たちは「あら~!」「どういうこと!?」と驚きの声を上げながらも、ハグをして再会を喜び合った。
久々の会話の中、「既読スルーになって」とストレートに伝える友利子さんに、大悟は「言わんでええことありますよ」と思わずツッコミ。ノブは「“村本”やわ」と、村本家の血を感じ取ったようにコメントし、スタジオの笑いを誘った。洋子さんによると、メッセージを既読スルーしていたことには気づいていなかったという。
また、友利子さんが「息子の渡米でパラダイスを1人にした」と核心に触れると、洋子さんは「それはコンビのことだからしょうがないわ」と受け止めつつ、「コンビ解消はしてないんでしょ?だったらまだおいしい汁飲めるじゃん」と冗談めかし、場の空気を和ませた。
パラダイスは、「いつ村本が戻ってくるかはわからへんけど、コンビは解散するつもりない」ときっぱり。帰国した際には再び漫才をやりたいという思いも明かすと、母2人からは「頼むで〜!」と和やかな声援が。最後には3人で肩を組み、無事に和解することができたのだった。


