アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」でも第2話で初めて主題歌「Plazma」が流れたが、そのオープニング映像の中で赤いガンダムが左手前から飛来した砲撃を、構えたシールドで受け止めるカットが差し込まれる。
弾道の処理や視点の方向は逆になっているが、構図の取り方や見せ方は極めてよく似ており、明らかに意識したオマージュカットだとわかる。両者を並べて観ると、細部の違いや視点の反転という演出が際立って見えるだろう。
Zガンダムのオープニングを知らずに見れば、ジークアクスのこのカットはただの“カッコいい見せ場”のひとつ。だが、元ネタを知っていれば、シリーズのファンの記憶を刺激するような仕掛けにニヤリとしてしまうかもしれない。
ジークアクスではファーストガンダムのオマージュがいたるところに散りばめられてきたが、まさかZガンダムの要素まで拾っていたとは……。その映像の作り込みや視聴体験の重なり方に感動してしまう人も多いはずだ。
アニメ「機動戦士Zガンダム」は1985年3月から1986年2月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、「機動戦士ガンダム」の一年戦争から7年後を描いた続編。「ガンプラ」ブームも生まれた。ガンダムシリーズや、スピンオフなどの派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。
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