劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で描かれる終盤の展開は、まさに絶望の中に光を見出す物語だ。
【映像】巨大なキラキラ…アムロとシャアの最期(1時間53分25秒ごろ~)
地球に巨大隕石アクシズが落とされようとするなか、シャア・アズナブル(CV:池田秀一)率いるネオ・ジオンの作戦は成功目前に迫っていた。地球連邦軍側は総力を挙げてこれを阻止しようとするが、シャアが仕込んだ核爆発によってアクシズは分断され、小さくなった片方が地球の引力圏へと落ちていく。
もはやこれまでか……、そんな中で、νガンダムに搭乗するアムロ・レイ(CV:古谷徹)が、ひとりアクシズを押し返しにかかる。「たかが石ころ一つ、ガンダムで押し出してやる!」かつての少年兵は、自らの命を賭して人類の未来を信じた。
その姿に呼応するように、ロンド・ベルの仲間たち、そして敵であったはずのモビルスーツまでもがアクシズの軌道阻止に協力し始める。そしてその瞬間、νガンダムに搭載されたサイコ・フレームが強く共振し始め、アクシズの周囲には不思議な燐光が発生する。
後の解析では、シャアのサザビーにもサイコ・フレームが搭載されていたことから、両機の相互作用と、地球壊滅という危機を前にした人類の集団無意識が反応し、膨大なエネルギーが発生したとする説も語られている。
奇跡的な現象の呼ばれかたは日本語
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