10年間の独り身生活を経て、コロナ禍で心を沈ませていたヨネスケの心の拠り所となっていたのは、新宿二丁目のバーだった。 そこで3年前、友人の紹介で出会ったのが陽子さんだ。陽子さんは子供の頃からヨネスケのファンだったが、目の前に現れたのはまさかの「ただの湿ったヨレヨレのおじさん」だったという。ネガティブな発言ばかりするヨネスケに陽子さんが「死んでもいいなんて何言ってんの!ちゃんと前向きに言ってよ!」と一喝したことで、ヨネスケの心は掴まれ、「この人、ちゃんと俺を見てくれてる」と感じたという。
一方、陽子さんの「もう恋は閉店ガラガラです」という言葉を聞いたヨネスケは、「その閉じた恋のシャッターを僕がガラガラと開けたい!」と猛攻撃を開始。交際へと発展するきっかけとなったのは、ヨネスケが仕掛けた「突撃!陽子のお母さんと懐石ご飯」作戦だった。落語の世界の鉄則「師匠に気に入られたかったら、まず師匠の奥さんに気に入られろ!」にならい、陽子さんの母(85歳)の心を見事につかんだヨネスケ。母親が「陽子のこと、よろしくね」と言葉をかけた瞬間、陽子さんの閉ざされていた恋のシャッターが開き始めた。
交際2年を経て、2024年7月4日に結婚した二人。 ヨネスケはおよそ60年暮らしていた東京家を離れ、2年前に神奈川県横浜市塚区に移住し、二人の愛の住処としている。ヨネスケは陽子さんに甘えっぱなしの毎日だそうで、爪を切ってもらうほどラブラブな様子や、交際当初から続けているという「交換日記」も公開され、普段は見られないヨネスケのプライベートな一面が垣間見えた。 そして最後には誰よりも二人のことを知る妻の母からのメッセージも…。思わず涙するヨネスケ。77歳にして「人生最後の恋」を実らせた内容となった。
この記事の画像一覧
