【明治安田J1リーグ】東京ヴェルディ 1－0 川崎フロンターレ（6月29日／味の素スタジアム）
東アジアEー1選手権に向けて、期待の新戦力が輝きを放った。川崎フロンターレのDF三浦颯太が蹴り込んだ、ピンポイントのクロスに解説者たちも思わず唸り声を上げている。
川崎Fは29日、明治安田J1リーグ第22節で東京ヴェルディと敵地で対戦した。7月3日に発表される東アジアEー1選手権に向けた日本代表のメンバー発表前最後の一戦となった。
注目のシーンは7分。左サイドでパスを回して攻め込む川崎Fは、高い位置を取っていたサイドバックの三浦が、MF大島僚太からのリターンを受けてゴール前の状況を確認。裏を狙うFW神田奏真の動きに合わせて、左足で高精度のアーリークロスを入れた。
このボールはGKマテウスとDF谷口栄斗、DF綱島悠斗の間にピンポイントで送り届けられる。隙間から顔を出した神田がダイビングヘッドで合わせたが、惜しくもミートできずにボールは枠を外れた。
先制点とはならなかったが、三浦の高精度パスに解説を務めた水沼貴史氏と松木安太郎氏は声を揃えて「うまい！」と唸る。続けて松木氏は「うまいボールだ！ナイスボールだね」と興奮気味に伝えた。
このプレーについて実況の野村明弘氏が「クロスは三浦でしたが、彼を代表に推す声は多いですかね？」と話すと、水沼氏は「彼もですし、佐々木（旭）もそう。森保監督が今度のEー1で何（どのフォーメーション）を使うか。3（バック）も4（バック）もできる人というコメントを見ました。基本は3でいきそうですが、サイドバックもウイングバックもできる」と三浦を代表に推した。
SNSではファンが「クロスすご！」「めちゃくちゃええな」「三浦颯太が直接狙うのも見てみたい」「守備が軽くないアレクサンダーアーノルドみたいだった」「伊藤達哉と三浦颯太からの左右クロスがめちゃくちゃ良い」と絶賛。また「Eー1確定だろこんなん」「三浦Eー1当確か」「4枚やるなら三浦見たいよな」「三浦は当確でしょ」と、日本代表で活躍する姿に期待する声が多く見られた。
なお試合は32分にセットプレーからMF深澤大輝にゴールを決められ、川崎Fは痛恨の敗戦。今節は首位に立つ鹿島アントラーズが敗れていたため、勝ち点差を縮めるチャンスだったが、6ポイント差のまま7月5日に行われる直接対決に臨む。
（ABEMA de DAZN／明治安田J1リーグ）
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