「何のステージかわからない」と厳しい声
 

 NCTの楽曲をパフォーマンスする第1ラウンド。セクシーコンセプトの「Love Talk」チームは、本番のステージで審査員のジャニー(NCT)から選曲の理由を問われるが、「この曲は僕たちが自ら選んだわけではありません」と説明する。上位の練習生からチームのメンバーを指名してチームが形成される中で、最後に残された6人で組んだのが「Love Talk」チームだったのだ。“残りもの”となってしまったことに、本人たちは「力不足に見えたのか」と、肩を落とす。

 それでも24歳のキム・ボヒョンをリーダーに据え、なんとか前向きに練習を続けていく6人。しかし他国籍なメンバー構成ゆえに言語の壁にも阻まれ、なかなかチームがまとまらない。中間テストでは、声がかすれて出ない者、歌詞を忘れる者、動線のミスなど、散々な出来のパフォーマンスにマスターは絶句する。

「B:MY BOYZ」(C) STUDIO GAON, PINNACLE Entertainment
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 イ・ユジョンは「誰1人ステージに上がれないわ。本当に深刻よ。心を入れ替えて自分を沸き立たせないと」と苦言を呈し、ユジュも「ボーカルやダンスの前にマインドを作る練習が必要だと思う」と、パフォーマンス以前の問題点を指摘した。リア・キムは「指名されず残ったメンバーが集まっているけど、諦めてほしくないのに、自分たちの順位を受け入れているみたい」と呆れたように話す。

 その後チームで話し合い、パート変更などの意見が出るが、中国出身の15歳・ディディはこれを「嫌だ」と拒否。彼はダンス練習にも全くついていけず、メンバーから厳しい言葉が飛んで険悪なムードになっていく。本番前のリハーサルでも振付のミスが続き、歌声は途切れ、ジンホからは「6人とも表情が固かった。ダンスや歌どころか、何のステージかわからない」と厳しい声が。リーダーのボヒョンは「メンバーとのコミュニケーションは?」と問われると、糸が切れたように泣き始めてしまった。

「B:MY BOYZ」(C) STUDIO GAON, PINNACLE Entertainment
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 真っ白な衣装で本番のステージに現れた6人の表情は固く、不安なままに本番が始まる。しかし序盤から安定したトーンで歌声が響き、タイ出身の17歳・スタチャイの丁寧な指先の表現に、見守る練習生たちからは歓声が起こる。さらにボヒョンはアンニュイなムードを放って魅了。6人は無事にステージを終えた。

 審査員のシャオジュン(NCT / WayV)に「外国人メンバーが多かったので大変だったと思います」とねぎらわれると、ボヒョンはソンヒとディディは韓国語を全くできないと説明し、苦労をうかがわせていた。(『B:MY BOYZ』/ABEMA K-POPチャンネル)

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