映像と楽曲の相性の良さも話題を呼んだ。米津玄師によるOPテーマ「Plazma」に乗せて、各キャラクターが次々と駆けていくこのシーンは、視覚的にもリズム的にも強く印象に残る。なかでもシャリアの存在は、予想外のキャスティングと演出で、ベテランファンの心を掴んだ。「このメンツにいるってことは……主役級!?」と驚く声が上がったのも無理はない。
もともとは寡黙で落ち着いた印象のあった彼が、時代を超えて“躍動するキャラ”として蘇る。この鮮やかな再発掘こそが、ジークアクスという作品が見せた最初の「攻めの演出」だったのかもしれない。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、1979年から続く「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。宇宙に浮かぶスペースコロニーで平穏に暮らす女子高校生のアマテ・ユズリハ(CV:黒沢ともよ)が、少女ニャアン(CV:石川由依)との出会いにより、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれていく物語だ。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど手がけるスタジオカラーとサンライズの共同制作が話題を呼び、テレビシリーズに先駆けて今年1月に公開された劇場先行版は、興行収入が約34億円という大ヒットを記録。6月20日より全国368館で再上映されている。
(C)創通・サンライズ
日本語
- 日本語
- English






