このOPシーンには「初代の脇役がこんなポジションに!?」「かわいすぎてアイキャッチ吹いた」「癖になるダッシュ」といった声が続出。キャラクターデザインもリファインされ、“イケオジ”としての魅力が全開。その姿は笑いと感動、そしてエモさすら帯びていた。
米津玄師の主題歌「Plazma」とともに疾走するその演出は、スタジオカラーらしいスタイリッシュなアニメーションと相まって、2話にして「名作の予感」と評されたほどの完成度。さらに、シャアとの関係性を示唆するようなカットも含まれ、シャリアが単なる懐古枠ではなく、物語の核に関わる存在であることを印象づけた。
その昔たった1話で退場したキャラが、時を超えて令和のガンダムシリーズにおいて“裏の主役”へと躍り出た。それは決して偶然ではなく、ジークアクスという作品が仕掛けた最大級のサプライズだったのかもしれない。
視聴者の反応は、「走ってるだけで存在感すごい」「わからないけど、なんかすごく納得してしまう」など、感情と解釈が入り混じる“飲み込まされた感”すらにじんでいた。しかし、OPであの緑のおじさんが走っていたことで、彼がこの物語で何をしてくれるのか、ちょっと気になってしまう。それくらいには、シャリア・ブルの“令和の存在感”は確かなものだった。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、1979年から続く「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。宇宙に浮かぶスペースコロニーで平穏に暮らす女子高校生のアマテ・ユズリハ(CV:黒沢ともよ)が、少女ニャアン(CV:石川由依)との出会いにより、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれていく物語だ。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど手がけるスタジオカラーとサンライズの共同制作が話題を呼び、テレビシリーズに先駆けて今年1月に公開された劇場先行版は、興行収入が約34億円という大ヒットを記録。6月20日より全国368館で再上映されている。
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