アニメ「その着せ替え人形は恋をする」（そのビスク・ドールはこいをする）は、コスプレをテーマにしたラブコメディ作品。略称は「着せ恋（きせこい）」です。2022年1月〜3月にアニメ1期が放送され、2期はTOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビ・読売テレビほかにて、2025年7月5日より毎週土曜24:00〜放送中です。
原作は2025年3月まで「ヤングガンガン」（スクウェア・エニックス）にて連載されていた福田晋一（ふくだ しんいち）氏によるコミック「その着せ替え人形は恋をする」です。現在14巻まで刊行され、最終巻となる15巻は7月25日に発売予定です。
この記事では、アニメ「その着せ替え人形は恋をする」の主題歌について情報をまとめました。オープニング主題歌・エンディング主題歌をそれぞれ担当するアーティストと、それぞれの楽曲を解説します。
目次
- アニメ「その着せ替え人形は恋をする」とは
- アニメ「その着せ替え人形は恋をする」2期OP主題歌「アオとキラメキ」
- アニメ1・2期OPを担当するスピラ・スピカとは
- アニメ「その着せ替え人形は恋をする」2期ED主題歌「Kawaii Kaiwai」
- アニメ2期EDを担当するPiKiとは
- アニメ「その着せ替え人形は恋をする」1期OP主題歌「燦々デイズ」
- アニメ「その着せ替え人形は恋をする」1期ED主題歌「恋ノ行方」
- アニメ1期EDを担当するあかせあかりさんとは
- アニメ「その着せ替え人形は恋をする」第12話挿入歌「君に伝えたいことがあるんだ」
- 実写ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」とは？
- 実写ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」OP主題歌「プリンセスヒーロー」
- 実写ドラマOP主題歌を担当する超ときめき▽宣伝部とは
- 実写ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」ED主題歌「ラブリーベイビー」
- 実写ドラマED主題歌を担当するPEDROとは
- アニメ「その着せ替え人形は恋をする」主題歌のまとめ
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」とは
主人公の五条新菜（ごじょう わかな）は、雛人形の顔を作る「頭師（かしらし）」である祖父にあこがれ、自らもその道を志す高校生です。そんな新菜は、人形作りに打ち込むあまり友人がいない生活を送っていました。しかし、ある日、クラスの人気者でギャルの喜多川海夢（きたがわ まりん）からコスプレ衣装制作を頼まれたことをきっかけに、彼の世界が大きく広がっていきます。
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」2期OP主題歌「アオとキラメキ」
2期のオープニング主題歌は「アオとキラメキ」です。1期に引き続きスピラ・スピカが担当します。自分の“好き”を大切にする海夢と新菜にぴったりな、終わらない「アオ」と一瞬の「キラメキ」が詰まった楽曲です。7月6日に先行配信がリリースされています。
アニメ1・2期OPを担当するスピラ・スピカとは
スピラ・スピカは、ピュアポップ・ロックを掲げ2018年に楽曲「スタートダッシュ」でメジャーデビューを果たしたアーティストです。これまでにアニメやCM、キャラクター、サッカーなど、さまざまなテーマソングを担当してきました。
ギターの寺西裕二（てらにし ゆうじ）さん、ベースのますださん、ボーカルの幹葉さんによるスリーピースバンドとして結成されましたが、2022年7月をもって寺西さんとますださんが卒業し、幹葉さんのソロプロジェクトとなりました。
1期オープニングテーマ「燦々デイズ（さんさんデイズ）」は、3人での活動時に発表された楽曲です。全世界で2500万以上のストリーミングを記録し、作品とともに大きな注目を集めました。また、幹葉さんは音楽活動にとどまらず、ラジオDJや雑誌連載、NHK Eテレ「The Wakey Show」ウェイキー役のスーツアクターなど、歌以外の活躍の場も拡げています。
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」2期ED主題歌「Kawaii Kaiwai」
2期のエンディング主題歌はPiKi（ピキ）による「Kawaii Kaiwai」です。
新ユニット・PiKiのデビュー曲となる「Kawaii Kaiwai」は、キャッチーな曲調に2人の甘く優しい声のハーモニーが合わさった、かわいらしい一曲です。作詞・作曲は、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースで知られる中田ヤスタカ（なかた ヤスタカ）氏が担当。楽曲は7月4日に配信リリースされています。
アニメ2期EDを担当するPiKiとは
PiKiは、「Kawaii Kaiwai」で2025年7月にデビューする新ユニットです。
2022年デビューの7人組アイドルグループ ・FRUITS ZIPPER（フルーツジッパー）の松本かれん（まつもと かれん）さんと、2024年にデビューした8人組の新星グループ・CUTIE STREET（キューティーストリート）の桜庭遥花（さくらば はるか）さんがタッグを組みました。
ASOBISYSTEM（アソビシステム）が手がける、日本のアイドル文化を世界に向けて発信するプロジェクト「KAWAII LAB.」（カワイイラボ）に所属する2人が、「KAWAII」と「レトロ」を融合させた新しい音楽＆カルチャーを発信していきます。
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」1期OP主題歌「燦々デイズ」
アニメ1期のオープニング主題歌は、スピラ・スピカによる「燦々デイズ（さんさんデイズ）」。青春のきらめきを感じさせる、明るく爽快なスピード感のある楽曲です。
「キラリ色した 大切なもの」「真っ直ぐに夢を見る 奇麗なその瞳」「ずっとそばで笑ってたいから」など、その歌詞は自分の夢や好きなことにまっすぐ向き合う海夢と新菜たちを思わせ、作品の世界観ともリンクしています。
「燦々」は太陽などが明るく光り輝くさまを表します。放映時、SNSで「燦々デイズの読み方分かるまで5分くらいかかった…」「このタイトルのおかげで読み方知った」などのコメントが散見され、タイトルの読み方が難しいことも話題になりました。
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」1期ED主題歌「恋ノ行方」
1期のエンディング主題歌はあかせあかりさんの「恋ノ行方」。「好きすぎてどうしよう」「気づいてないよね そんな君に恋しちゃった」など、恋する気持ちを歌ったピュアな歌詞が印象的で、海夢の恋心をそのまま映したような楽曲です。
エンディング映像は、デフォルメされたキャラクターが動き回るかわいらしい姿と楽曲の世界観がマッチした仕上がりとなっています。
アニメ1期EDを担当するあかせあかりさんとは
あかせあかりさんは、再現度の高いコスプレで反響を呼び、現在のTikTokフォロワー数は140万人を突破している人気クリエイターです。2021年11月には「週刊プレイボーイ」の表紙を飾りました。
女優としても活躍の場を広げていて、これまでにTBS「リコカツ」、テレビ朝日「ドクターX ～外科医・大門未知子～」、東海テレビ/ フジテレビ系列「顔だけ先生」などに出演しました。
2022年2月23日には、SACRA MUSICよりシングル「恋ノ行方」でメジャーデビュー。同曲のPVでは、自ら海夢に扮してコスプレを行っています。また公式YouTubeチャンネルで「着せ恋」に登場するコスプレを行う生配信も実施し、話題を呼びました。
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」第12話挿入歌「君に伝えたいことがあるんだ」
アニメ1期第12話の挿入歌として使用されたのは、1・2期のオープニングも担当しているスピラ・スピカの楽曲「君に伝えたいことがあるんだ」です。この楽曲は、2019年5月29日リリースのシングル「恋はミラクル」に収録されています。
アニメ1期最終回の第12話にて、海夢と新菜が夏祭りに出かけ、花火を一緒に見るシーンでこの曲が流れました。スローテンポの優しいメロディーにのせて、「君が信じてくれる僕だから僕も僕を大切に今は思えるよ」「ありがとう」「君に出会えてよかった」など、海夢と新菜それぞれの心情を想起させる歌詞が、物語をより感動的に彩りました。
実写ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」とは？
実写ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」は2024年10月から12月にかけてMBS/TBSドラマイズム枠で全10話が放映されました。原作は、アニメ版と同様に福田晋一氏による同名コミックです。
喜多川海夢役は永瀬莉子（ながせ りこ）さん、五条新菜役は野村康太（のむら こうた）さんが務めました。
実写ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」OP主題歌「プリンセスヒーロー」
実写ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」のオープニング主題歌は、超ときめき▽宣伝部（ちょうときめきせんでんぶ）が歌う「プリンセスヒーロー」。スピード感のあるメロディーと個性的な歌詞が魅力の一曲です。
「最上級に可愛くて」「ポジティブ全開とはいえちょっぴり泣いちゃう時もありました」「いつだって私たちはプリンセスヒーロー」という歌詞は “好き”を貫く強さとかわいさを兼ね備えたヒロイン像を描いていて、自分の好きなことにまっすぐなマインドを持った海夢のキャラクター性と重なります。
実写ドラマOP主題歌を担当する超ときめき▽宣伝部とは
超ときめき▽宣伝部は、辻野かなみ（つじの かなみ）さん、杏ジュリア（あん ジュリア）さん、坂井仁香（さかい ひとか）さん、小泉遥香（こいずみ はるか）さん、菅田愛貴（すだ あき）さん、吉川ひより（よしかわ ひより）さんの6人組アイドルユニットです。
「最上級にかわいいの！」「すきっ！～超ver～」などの楽曲がTikTokで話題となり、一躍注目を集めました。「ときめく恋と青春」をテーマに、世界中にときめきを届けるべく活動しており、2024年には海外単独公演含む全国ツアーも開催しています。
実写ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」ED主題歌「ラブリーベイビー」
実写ドラマのエンディングは「ラブリーベイビー」。PEDRO（ペドロ）によるアップテンポで疾走感のある楽曲です。愛する存在である「君」と過ごす「極上の日々」を歌い上げていて、作品の世界観にマッチした一曲となっています。
実写ドラマED主題歌を担当するPEDROとは
PEDROは2023年に解散した“楽器を持たないパンクバンド”BiSH（ビッシュ）の元メンバーであるアユニ・D（アユニ・ディー）さんによるバンドプロジェクトです。ベースボーカルに加え、全楽曲の作詞、さらに最近では作曲まで自身で手がけるなど、アーティストとしての表現の幅を広げています。
エンディング主題歌「ラブリーベイビー」はアユニ・Dさんが全楽曲の作詞作曲を手がけたミニアルバム「意地と光」に収録されています。
独特のキャラクターと世界観や感性が大きな支持を集め、2023年に開催された全国Zeppクラスのライブハウスツアーや日本武道館での2days公演のチケットは即日完売となりました。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL、COUNTDOWN JAPAN、RISING SUN ROCK FESTIVAL、ARABAKI ROCK FEST.など、全国の主要ロックフェスにも多数出演しています。
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」主題歌のまとめ
アニメ2期のオープニング主題歌はスピラ・スピカ「アオとキラメキ」です。2期のエンディング主題歌はPiKiによる「Kawaii Kaiwai」です。
アニメ1期オープニング主題歌はスピラ・スピカ「燦々デイズ」です。1期第12話の挿入歌は同じくスピラ・スピカの「君に伝えたいことがあるんだ」が使用されました。また、アニメ1期エンディング主題歌はあかせあかりさんの「恋ノ行方」です。
実写ドラマのオープニング主題歌は超ときめき▽宣伝部の「プリンセスヒーロー」、エンディング主題歌はPEDROの「ラブリーベイビー」です。
「その着せ替え人形は恋をする」の世界を表現した楽曲とともに、ストーリーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※超ときめき▽宣伝部およびコメントの「▽」は、正式にはヌキのハートマーク
（C）福田晋一/SQUARE ENIX・アニメ「着せ恋」製作委員会
