そして、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の北上ミドリ役で出演した際のエピソードにも言及。16歳で声優デビューし、初のレギュラー作品が安野モヨコ氏原作の『シュガシュガルーン』だったと語る。
「打ち入り(決起集会)をモヨコさんの仕事場で開いていただいた際、皆で手料理をいただきながら談笑していたんですが、窓際にワイングラス片手で一人佇む男性がいたんです。寂しそうだったので声をかけてみたら、それがモヨコさんの夫、庵野秀明さんでした。『どんな作品の監督をされてるんですか?』と聞いたら、『Wikipediaで調べてごらん』と返されて…その場の空気が一気に凍りました(笑)。でもその後、『いつか一緒に仕事ができたらいいね』とDVD『ラブ&ポップ』を手渡してくれて、本当に嬉しかったです。そして後日『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のオーディションを受けたとき、このエピソードを話したら、庵野さんが覚えていてくださったんです」と貴重な裏話を披露した。
その後2人はカフェに移動し、声優ならではの“あるある”トークに。「“あのキャラのあのセリフやってください”って言われるの、正直つらいよね」と伊瀬が話を振ると、2人はそろって「本当に嫌!やめてほしい!」と共感。
伊瀬は「私たちは“お芝居”をしているので、セリフって相手の言葉を受けて初めて成立するもの。一部だけを求められても、100%のうち10~20%の力しか出せない」と語り、寺崎も「本当はそれを表に出したくない」と同意。伊瀬は「もしセリフを聞きたいというなら、アフレコのシーンごと再現できる環境が欲しい」と語った。
さらに伊瀬は、「日本の声優の技術って、本当に世界に誇れる“匠の技”だと思う。これまで積み重ねてきた技術や文化は守るべきだし、もっと世界に発信していけるものだと感じています」と声優という仕事への深い誇りと情熱を語っていた。
ほかにも、“シブアニ特集”のコーナーでは『真・侍伝YAIBA』を特集するなど、盛りだくさんの内容だった『SHIBUYA ANIME BASE』#52は、現在ABEMAにて無料見逃し配信中。
また、『SHIBUYA ANIME BASE』#シブアニの7月クールエンディングテーマは、安野希世乃さんの『やんなるわ』に決定。安野は「以前一度スタジオにもお邪魔させて頂いた「SHIBUYA ANIME BASE」さんで「やんなるわ」を流して頂けるなんて感激です!花の金曜日の夜。アニメの話で盛り上がって、布教しあって幸せになって、やんなるわー!で鬱憤も晴らしてスッキリして…皆様が素敵な眠りにつく助けになれたなら、この上なく幸いです。」とコメントを寄せている。
■『SHIBUYA ANIME BASE』#シブアニ#52 番組概要
放送日:7月4日(金)夜9時~夜10時
放送URL:https://abema.tv/video/episode/218-706_s1_p52
出演者:
メインMC:岩井勇気(ハライチ)
マンスリーアシスタント:徳井青空
マンスリーゲスト:仲村宗悟
※期間限定無料配信中
(C)AbemaTV, Inc.
この記事の画像一覧- 日本語
- English