【明治安田J1リーグ】FC東京3ー2浦和レッズ(7月19日/味の素スタジアム)
代表帰りの俊英が持ち味を遺憾無く発揮した。FC東京のMF 俵積田晃太が、左サイドを50mドリブルで突破して右足アウトサイドパスで決定機を演出。スピード豊かな突破力に、ファンが驚きながら興奮している。
注目のシーンは、FC東京がJ1リーグ第24節で浦和レッズと対戦した6分のことだ。FC東京が1点を追いかける中、青赤育ちの背番号33が左サイドを切り裂いていく。
DF室屋成がロングボールをヘディングで跳ね返すと、 俵積田がルーズボールにいち早く反応した。バウンドするボールを右足アウトサイドでうまく収めながらターンして、浦和のMF渡邊凌磨をひらりとかわす。そして、一気にギアを上げて左サイドからドリブル開始。DF石原広教がフルスプリントで猛追してきたが、圧倒的な加速力とスピードでどんどん引き離しながら突き進んでいく。石原を振り切って約50mを独走し、ボックス内の右に入り込むと、右足アウトサイドでクロス。これにFW佐藤恵允とMF遠藤渓太が突っ込むようにして合わせた。惜しくもシュートは枠を捉えられなかったが、ドリブラーが個の力で決定機を生み出してみせた。
解説・水沼貴史氏は「今のドリブルは強烈でしたね」と感嘆し、「石原も速いですけど、全く追いつけなかったですね。少し顔も上がっていましたし、しっかりと中を見ながらのボールだったと思います」とコメントした。
圧巻の独走ドリブルに、ファンもSNS上で反応。「ドリブルしてるのに石原より速い俵積田…」「俵積田怖すぎる」「今のパスを右のアウトで出してるのね、器用だ」「Jの試合で改めて観る俵積田選手エグいな」「こういう1vs1の強さよなあ」「俵積田あんな速かったのか、そりゃ怖い選手なワケだ」「タワラ今日えぐいなぁ、E1で変わったか?」「タワラはそれでいいんよ、ガンガン行ってくれい」と、大興奮しているようだ。
俵積田は日本代表として、7月7日から10日に行われた東アジアE-1選手権を戦った。第2戦・中国戦では左ウイングバックで先発し、サイドを突破してチャンスを作った。代表帰りで迎えた今節は、独走して突破するだけでなく鋭いカットインやミドルシュートなども披露。積極的にゴールに向かうプレーを出しながら、突破後のシュートやラストパスの精度向上に取り組み、1年後のW杯メンバー入りを目指していく。
(ABEMA de DAZN/Jリーグ)





