「本当に最後だと思って」強い思いで挑戦

 24歳のスン・ホンユーは、かつてBLANK2YというK-POPグループのメンバーとして活動していた。活動していた頃にジェジュンに会ったことがあるホンユーは「BLANK2Yって聞いたことはありますか?」と尋ねるも、ジェジュンは「BLANK2Y…。あまり覚えていないですね」と首をかしげ、「今日のパフォーマンスを見て、これからずっと記憶に残る名前になるのか、これからも覚えられない人になるのか、決まると思います。頑張ってください」とエールを送った。

 BLANK2Yとして最後のステージを終え、1年くらいブランクがあって解散。「事務所からも見捨てられた」と明かすホンユーは、金銭的な問題からアルバイトを始めた。焼肉屋で皿洗いをしたりして、1日12時間勤務していたという。

 しかしホンユーは、ステージに立っていたときの自分の姿を忘れられなかった。『BOYS II PLANET』の事前オーディションでは、「ガールズグループの曲もできますよ」「ポップソングもやってみます」と、切実に実力をアピール。自分にできるのはダンスと歌だけだと再確認し、「本当に最後だと思って、夢を諦めることも考えて、ここに来ました」と思いを伝えると、ジェジュンも「歌手はそういうものだよね」と共感を見せる。

 ホンユーがパフォーマンスした楽曲は「NEVER」。しっかりとブレない軸を持ち、丁寧に1つひとつの動きを見せていくホンユーへ、次々に歓声が上がる。激しいダンスやラップまでを巧みにこなし、デビューへの切実な思いを込めた彼のステージに、マスターたちは席から立ち上がって盛り上がった。

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 JUSTHISは「今日見たパフォーマンスの中で一番感動しました。理由はわからないけど、ずっと泣きそうでした」と感情を吐露。ジェジュンはホンユーの存在を覚えていなかったことを謝罪し、「これからも記憶に残り続けると思います」と心からの思いを伝えた。結果、ホンユーは満点となるオールスターに輝いた。(『BOYS II PLANET』/ABEMA K-POPチャンネル)

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