「最高の品質を作るのは人間」“ミニ四駆の親”タミヤ・田宮俊作会長(90)死去
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おこづかいを握りしめて、自分だけの1台に夢中になったミニ四駆。誰よりも速く走らせるため、パーツを交換したり、改造を重ねたりという方もいるのではないでしょうか。そのミニ四駆の生みの親、模型メーカー『タミヤ』の田宮俊作会長が亡くなりました。90歳でした。

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タミヤ 田宮俊作会長
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タミヤ 田宮俊作会長
「日本一を狙っているんじゃなくて、世界一を狙っています」

ミニ四駆
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1977年、田宮模型の社長に就任。木材加工から始まったタミヤはその後、プラスチック模型製造にシフトしていきました。そして1982年。ミニ四駆を発売し、一大ブームを巻き起こします。

タミヤ 田宮俊作会長
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タミヤ 田宮俊作会長
「アメリカにタミヤの商品を売りに行ったら『メイド・イン・ジャパンなんか買うか』って罵倒された。それじゃあ世界一の物を作ったら良いじゃないかと」

世界のTAMIYA
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モノづくりをするうえでこだわってきたのは“世界一”。今では海外でも人気の日本のプラモデルの顔となり“世界のTAMIYA”に育て上げました。

模型の世界首都
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また、本社のある静岡市を“模型の世界首都”にとの思いから地元でホビーショーを開催するなど、地域貢献にも力を入れていました。

世界一へのこだわりを持ち続けた田宮会長。モノづくりへ込めた思いとは。

タミヤ 田宮俊作会長
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タミヤ 田宮俊作会長
「最初は製品の品質だけを考えていた。途中から最高の品質を作るのは人間だ。人間を世界一にしないと、いいものができないと感じた。こういう製品はアフターケア、親切な心が入っていないといけない。世界一のいいものを作っていることは変わりない。世界一安心できる商品」

タミヤは後日、お別れの会を開催するとしています。

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