RIZINで“裏実況”を務めた芸人の狩野英孝が、クレベル・コイケとの死闘を制した朝倉未来の独占勝利者コメントを得るためにスタッフらと作戦会議。わずかな時間で生まれた案が、試合直後の朝倉の“神対応”を引き出した。
7月27日、さいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」。副音声実況で、格闘技の知識ゼロのお笑い芸人・狩野英孝が"見たまま、感じたまま"のトークを展開した。
試合会場外の特設スペースから実況をすることになった狩野は、伊澤星花vsシン・ユジンの試合を見て「えー、どっちが伊澤さんですか？同じアジア人なんでね……」と冒頭から“格闘素人感”全開。
その後、ゲストとして登場した神龍誠と対面して「すいません、存じ上げなくて……」と失礼発言をしたり、平本蓮の試合展望解説に「全然入ってこない」と吐き捨てるなど、ある意味期待を裏切らない展開が続いていく。
そしてメインの朝倉未来vsクレベル・コイケ戦が終了し、判定で朝倉が“リベンジ勝利”を収めると、スタッフから「狩野さん、もしかしたら朝倉さん通るかもしれないですね」とゲスト出演を望む指示が。
すると狩野は、ヒソヒソ話をするように口元に手を置き「朝倉さん、来ないと思うよ」とやんわり拒否。それでも「狩野さん、でも朝倉さんと関係性ありますよね？」とスタッフは食い下がり「番組のキャスティングで一緒になっただけだから」「いや、でも勝ったから可能性あるかもしれないです」と丁々発止のやり取りが続く。
最終的にしぶしぶ了解した狩野は「『朝倉選手、すごかったですねー！』と言って向こうから気づかれるような芝居をしようか」と作戦を決め、朝倉が現れたところその通りに実施。今日一番とも言うべき声のボリュームに朝倉も気づき、笑顔で狩野に向けてガッツポーズ。
「セコいのよ、やり方が！」とぼやく狩野だったが「作戦成功だったね」としてやったりの笑顔で実況を締めていた。
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