【WWE】RAW(7月28日・日本時間29日/ミシガン・デトロイト)
コーナーロープにくくりつけられた相手レスラーも思わず「やめて、やめて」とばかりに両手でジェスチャーするほどの超絶ダイブ。リングの端から端まで「飛べるの?」という空気の中、メキシカン・レスラーが見せた衝撃技にファンも大興奮する一幕があった。
ワールドタッグ王者フィン・ベイラー&JDマクドナに、クリス・デル・トロ&ホアキン・ワイルドが挑戦。このところ復調気味のメキシカン・ハイフライヤー軍団が躍動。とくにデル・トロが披露した、リングの端から端まで飛ぶ超絶ダイブが話題を集めた。
前週のNo.1コンテンダーマッチで、強豪チームであるニュー・デイとクリード・ブラザーズとのトリプルスレット戦を制して挑戦権を獲得。ここ最近出番が激減していたデル・トロ&ホアキンにとって、またとないチャンスが訪れた。この日も、二人の目まぐるしいタッチワークと流れるような連続攻撃、ダブルチームが次々と飛び出した。
ABEMAの実況・清野茂樹アナウンサーが「鳥人間!」と唸ったホアキンの姿勢の美しい“ボディアタック”など、華麗な空中技が続く中、決定的な一撃が生まれる。
分断に成功し、タッチを受けたデル・トロは“クロスボディ”を皮切りに、超ハイアングルのドロップキック、ヘッドシザースと無双状態。さらに、JDをコーナーロープへ逆さ吊りにして放置すると、遠く離れた反対側のコーナーを目指しトップロープへ駆け上がる。まさか…そんな空気の中、JDは両手を必死に振って「やめて、やめて」と制止のジェスチャーをするが、お構いなしのデル・トロはリングの横幅6メートルを軽々と飛び越え、リングの端から端まで飛ぶ“コース・トゥ・コースト”を成功させた。このパワフルなダイブに、ファンも「行けるの?」「飛んだ」「届くか」と息を飲み、解説の堀江ガンツも「6メートルのスーパーダイブ」と称賛。観客の心を一気に掴んだ。
この日のチャレンジャーチームは、手慣れた連携攻撃で王者を圧倒。ムーンサルトとフェニックス・スプラッシュによる“禁断の連続攻撃”で戴冠が見えたデル・トロ&ホアキンだったが、突如“お邪魔者”エル・グランデ・アメリカーノが登場。さらに別の“アメリカーノ風”マスクマンも乱入し、試合を妨害。このチャンスを逃した直後、フィンが渾身の“クーデグラ”を決め、王者組が命からがら防衛に成功した。(ABEMA/WWE『RAW』)
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