
【WWE】SUMMER SLAM(8月2日・日本時間3日/ニュージャージー)
「ユーチューバーとカントリー歌手が無理しやがって!」――命知らずの迷惑ユーチューバー兼レスラーがトップロープからボディスプラッシュを敢行。木っ端微塵に弾け飛ぶテーブル、圧殺された巨漢歌手。“セレブリティ枠”とは言わせない意地の戦いぶりに、ファンからは「二人とも凄えよ」「掛けた方も受けた方も凄い」とどよめきが起きた。
WWEの大イベント「サマー・スラム」Day1で、ランディ・オートンとラッパー/カントリー歌手のジェリー・ロールによる異色タッグが実現。数々の抗争を繰り広げてきたローガン・ポール&ドリュー・マッキンタイアとの因縁対決に臨んだ。
90日間、WWEの育成機関で猛特訓を積んだプロレス大好きカントリー歌手のジェリーは、この日自信を持ってポールに対峙。ショルダータックルやスラムなど見事な技を披露するも、当然ながら甘くない世界。経験で勝るローガンとドリューは2人がかりでジェリーを痛めつける。ランディに何とかタッチが回ると、ハイペースな攻撃で2人まとめて圧倒するものの、場外でドリューの“クレイモア”を食らい主導権が逆転。その隙にジェリーはローガンの強烈な「タイタニウム・フィスト」を受けて悶絶、ここから問題のシーンが始まる。
ローガンはアナウンステーブルの機材をすべて排除し、脇にある自身がプロデュースしているエナジードリンクを飲んで一息つく“舐めプ”。その間にドリューがジェリーをテーブルにセッティング。ABEMAの実況席も「え?」「やばい」と思わず声を漏らす中、ローガンがトップロープを駆け上がると、ファンも「きたきた」「まじかよw」「高いぞ」と絶句。
トップロープに立ったローガンは、なぜかグラサン姿でエナジードリンク「PRIME」を両手に持ち仁王立ち。ドリューの十八番であるカウントダウンに合わせ、“プシュッ”とかましてから、とんでもない高さのある跳躍力でテーブルめがけてスプラッシュダイブ。ファンからは「ホーリーシット(ヤバすぎる)」の大合唱が起きた。
当然ながらジェリーはピクリとも動けない状態に。トレーニングを受けたとはいえ、半年のキャリアしかない単なる歌手へのガチすぎるエクストリーム技炸裂に、ファンも「大負傷したんじゃないか」「ジェリーあっぱれだよ」「これだけで価値あるわ」とリアクション。ローガンに対しても「覚悟決まってるわ」「美しいダイブだな」と称賛の声が上がり、キャリア4年目のユーチューバー・レスラーと、単なるプロレスファンであるジェリーが、“セレブ枠”では収まり切れない身体を張った戦いを見せつけた。
その後、ジェリーは担架で戻るよう促されるもそれを振り切り、再びリングに戻ってランディを救出。再度ローガンと対戦し、チョークスラムやブラックホールスラムを決めるも、最後は再びローガンのフロッグスプラッシュでスリーカウント。ローガン&ドリュー組が勝利を収めたが、特に“単なるプロレスファン”ジェリーが痛みをこらえながら大技を受け切り、戦い続けた姿はファンに強い印象を残した。(ABEMA/WWE『SUMMER SLAM』)
この記事の画像一覧


